Tagged

北川本家

酒どころ京都・伏見にある酒蔵。360年の歴史を誇る。「富翁(とみおう)」「振袖」などの銘柄を醸す。

44 posts

「富翁 純米吟醸 生原酒」京都日本酒ドロップキック2017 富翁@馳走いなせや
イベントレポート

「富翁 純米吟醸 生原酒」京都日本酒ドロップキック2017 富翁@馳走いなせや

京都で毎年開催される街歩き型日本酒イベント「京都日本酒ドロップキック」に参戦しました。17の飲食店が蔵元とペアで参加。今回はそのうち6店舗を巡ってきました。 6軒目は馳走いなせや。お酒は北川本家の「富翁 純米吟醸 無濾過生原酒」。五百万石が使われています。 和菓子と日本酒 酒肴はまさかの和菓子! 笹屋吉清のわらび餅です。富翁の酒粕を練り込んだ白あんがのっています。わらび餅も白あんも機械を使わない「手ごね作り」。 わらび餅のトッピングは黒蜜ときなこ、2つの味。それぞれのお酒と合わせて楽しみました。きなこが酒の米感を引き立て、黒蜜の深い甘みはは酒の酸味と相性が良いと感じました。 巡回ルート 今回の開催時間は12時から21時の9時間、しかし私は17時からの4時間しか参加できませんでした。その中で考えたのがこのルート。 一部行列ができていたところは泣く泣くスキップしましたが、訪問できた各お店では酒友や蔵の方、お店の方とお話することができて充実した体験でした。 酒友の中には、全店舗17箇所を制覇した方も何人かいらっしゃて、驚愕! 各店舗ミニマルの5勺(半合)だけを飲んだとしても8.5合、強靭な肝臓の持ち主です。

滋賀県大津でのきき酒会に行ってきました!日本酒とみりんとの新たな出会い
イベントレポート

滋賀県大津でのきき酒会に行ってきました!日本酒とみりんとの新たな出会い

(2017年4月16日開催) 滋賀県大津プリンスホテルで毎年開催されている大きき酒会。酒類卸のエスサーフが主催です。 新たな日本酒やみりんとの出会いがありました。すべてのブースを回ることは叶わず。でも、いくつか深い体験ができました。 一つは、松の司の普通酒「産土」をじっくり味わえたこと。もう一つは、20歳のときに初めて飲み、最近その素晴らしさを再発見した「上善如水」を味わえたことです。そしてもう一つは、みりんを味わえたこと。 日本酒ブース巡り 昨年は焼酎・泡盛ブースを制覇して、日本酒ブースをまわる時間がなくなってしまったので、今年はまず日本酒ブースから攻めます。 松の司 [松の司]https://sakeconcierge.com(/tag/matsunotsukasa/)ブースには5種類のラインナップ。 そのうち、先月参加した松の司きき酒会で人気のため試飲できなかった「産土(うぶすな)」を味わいました。米の香りが豊かで、しっかりとした味わいのお酒です。 👉 松の司「産土」テイスティングノート 👉 「松の司」関連記事 上善如水 20歳のときに出会い、昨年の「日本酒レッスンその11」で再び出会った「上善如水」。20年前に比べて香りが高くなり味もしっかりとした、

富翁 ひやおろし・純米酒山田錦 日本酒テイスティングノート
富翁

富翁 ひやおろし・純米酒山田錦 日本酒テイスティングノート

(2011年10月14日) 伏見 Sakezo's Bar にて 富翁。吟麗。大吟醸純米。北川本家。柔らかな舌ざわり。軽めののどごし。ほのかに麹の香り。 富翁。ひやおろし。北山本家。甘い香り。酸味と柔らかさが共存する舌ざわり。美しいが扱いの難しい乙女のような読後感。後味の甘さが恋の思い出の甘さのように。 最後に、富翁 純米 山田錦。

酒造家の利き酒 〜最高の酒を目指して〜
田島善史

酒造家の利き酒 〜最高の酒を目指して〜

2016年3月13日に開催された「日本酒レッスン 特別編 杜氏と語らう」で酒造りについてお話いただいた富翁・北川本家の杜氏田島善史さんは、イベントの直前まで鑑評会に出品する日本酒の利き酒をしていました。今回、その様子を見学する機会をいただき、酒造家の真剣な利き酒の様子を記事にすることができました。 イベント直前の利き酒 ゲストの北川本家の杜氏、田島善史さんにイベントでお話しいただいた3月13日は、酒造りシーズンの真っ最中でした。「酒造りが終わってからよりも、今まさに酒造りをしているという気持ちの中で話したい、伝えたい」との田島さんの思いを受け止め、この時期に開催したのです。 イベント当日の早朝も、田島さんは酒蔵で仕事をしていました。全国新酒鑑評会に出品するお酒の最終調整のための利き酒です。とても大事な利き酒で、外部の人間が入ることは通常ありませんが、今回、その様子を見学させていただきました。 利き酒の入念な準備、温度 利き酒する時には、お酒の温度を20度にします。香りがわかりやすい温度なのと、他の利き酒の結果と比較できるように条件を揃えるためです。 利き酒している間にお酒の温度が変わらないように、エアコンで室温を20度に調整します。 早速利き酒、といきたいところですが、その前に大事な工程があります。自分の今の嗅覚を基準と合わせる作業です。ITやデザイン関係の方には「キャリブレーション」という言葉でイメージしやすいと思います。 嗅覚を合わせる 利き酒の前に、いろいろな香り成分を含む日本酒のサンプルが使われました。すべてこのために造られた本物の日本酒です。 吟醸香とされるフルーティーでフローラルな香りのサンプルと、オフフレーバーという、お酒にはないほうがいいマイナスの香りのサンプルです。これらのサンプルを使って嗅覚の基準を合わせるとともに、利き酒のウオームアップをします。

「たすき」肩ラベルで選ぼう、しぼりたての日本酒を!
ラベル

「たすき」肩ラベルで選ぼう、しぼりたての日本酒を!

しぼりたての日本酒を味わおう!とあわせてお読みください。 日本酒のたすき、肩ラベル 日本酒でよく見かけるのが、瓶の上の方に斜めに貼ってあるラベルです。これは「肩ラベル」という名前ですが、私はこの名前を知る前から「たすき」と呼んでいました。たすき掛けのように貼ってあるからです。 肩ラベルは、メインのラベルには書ききれなかった情報や、消費者に特にアピールしたい点が書かれています。 今回は、その中でも「搾り(上槽)」の工程に関連した肩ラベルの読み方を解説します。 搾りに関連する用語 袋吊り、槽搾り、雫しぼり、斗瓶採りから無濾過生原酒まで、どのようにお酒を搾ったかによっていろいろな名前がついています。 聞き慣れない言葉が多く、酒蔵によって表現が違うものもあるので、どれを選んでよいのかがわかりにくいです。 でも、日本酒の搾りの工程や器具の名前を知っておくと、たくさんある用語もすっと頭に入ります。 手で搾ったことをアピール「袋吊り、雫しぼり」 「袋吊り、雫しぼり」といった用語は、「しぼりたての日本酒」でご紹介した日本酒の搾り(上槽)の工程のことです。この工程にまつわる用語を使うことで、「手作業で搾った雑みの少ないお酒」をアピールしています。 「袋吊り」は写真のように酒袋に醪を入れて吊るし、落ちてくる雫を集める方法。「雫しぼり」

しぼりたての日本酒を味わおう!
しぼりたての日本酒

しぼりたての日本酒を味わおう!

酒造りシーズンにしか飲めない「しぼりたて」 「しぼりたて」の日本酒とは、10月から4月頃にかけての酒造りのシーズンにだけ飲めるお酒です。 「しぼりたて」とは文字通り日本酒を搾ってからすぐの状態のこと。酒造りの最後の工程が「搾り(上槽)」。文字通り搾ってからすぐに出荷するので「しぼりたて」と呼ばれます。 新酒?しぼりたて? 日本酒業界では、7月から翌年6月までの期間を醸造年度としています。醸造年度内に搾られ出荷された日本酒が「新酒」と呼ばれます。 醸造年度はBY(Brewery Year)と表記されることが多いです。例えば「27BY」とは平成27醸造年度に造られたお酒のことです。 「しぼりたて」の日本酒も新酒と同じく醸造年度内に出荷されるものですが、厳密なルールはありません。搾ってから短期間のうちに出荷され、フレッシュさや若々しさをアピールするときによく使われる呼び方です。 ひやおろし 醸造年度内に出荷される新酒に対して、一夏熟成させてから秋以降に出荷される日本酒が「ひやおろし」です。「秋あがり」とも呼ばれます。かつてはこのように熟成させてから出荷するのが一般的でした。 搾り(上槽)の工程 次に、「搾り」の工程を見ていきましょう。 米と水がどろどろになって発酵している状態のものを「醪(もろみ)」といいます。

タイの発酵食品「ネーム・シークロン(แหนมซี่โครง)」とにごり酒をあわせる
日本酒と料理

タイの発酵食品「ネーム・シークロン(แหนมซี่โครง)」とにごり酒をあわせる

タイの発酵食品「ネーム・シークロン(แหนมซี่โครง)」 先日、タイの友人宅ではじめて食べたネーム・シークロン。豚肉のスペアリブに炊いたご飯を混ぜて発酵させた食べ物です。 コクのある味とほのかな酸味、発酵食品好きにはたまらないおいしさです。 豚肉のスペアリブにスパイスと炊いたご飯を加えてジップロックに入れ、暖かいところで2,3日から一週間ほどおいておくとできるそうです。 ご飯で発酵させるんだ!まさに私の好物のにしんずしと同じではないですか。 にしんずしとは、身欠きにしんを麹で漬け込んだ発酵食品で、主に北陸の日本海側で作られています。私も何度か漬けたことがあります。 熟鮨(なれずし) ネーム・シークロンも、にしんずしも熟鮨(なれずし)と呼ばれる、魚や肉を米を使って乳酸発酵させたもの。小泉武夫さんの「発酵食品礼賛」という本で初めて知りました。 ここには、中国の雲南省で子どもが豚の熟鮨をおやつに食べている、という記述があって、いつかは豚の発酵食品を食べてみたいと思っていました。 発酵食品礼讃 (文春新書 (076))posted with amazlet at 16.03.08小泉 武夫 文藝春秋 売り上げランキング: 23,151Amazon.