日本酒レビュー・テイスティングノート

日本酒レビュー・テイスティングノート

日本酒コンシェルジュUmioが厳選する日本酒テイスティングノート。背景のストーリーと味わいをじっくりと語ります。

伏見 Sakezo's Bar 2011 日本酒テイスティングノート 4

伏見 Sakezo's Bar 2011 日本酒テイスティングノート 4

(2011年11月2日) 平和酒造「慶長小判 純米吟醸酒」 とろり、やわらかい。ちょっと苦味。そして尖った酸味。香りもいい。口当たりのよい辛口。 玉乃光 純米吟醸 祝 軽やかな舌触りに緊張感のある酸味。まっすぐ横に広がる感じ。有機栽培の京都産米「祝」のみ使用だそうです。 黄桜 特撰 生酛山廃 特別純米酒 山田錦 うまみと酸味のバランスがもう少しまとまっていてほしかった。そして、酸味にもう少し丁寧さが欲しいと思った。
日本酒コンシェルジュ Umio 江口崇
伏見 Sakezo's Bar 2011 日本酒テイスティングノート 3

伏見 Sakezo's Bar 2011 日本酒テイスティングノート 3

(2011年10月20日) キンシ正宗 本醸造にごり酒 かなり濁っているのに甘さ控えめなのがよい。 月桂冠 ひやおろし 純米酒 オーソドックスな仕上がりのお酒。先にこちらを飲めばよかった。 豊澤本店「蔵纏 純米大吟醸」 山田錦を35%まで削ったものを使用。さらりとした舌触りにしっかりとした甘みと旨み。酸味との調和がとれていて、三つの味が一体となって味わえる。 蔵元の方によると、お米の外側の方にアミノ酸類が多く含まれていて、炊いて食べる時の味わいとなるが、酒を造る時は雑味になるという。 (2011年10月21日) 鶴正酒造 古都の雫 純米大吟醸 さらりとした飲みくち。舌根と鼻腔に染み渡る爽やかな酸味。この軽やかさは、まだ恋を知らないからにちがいない。 五山の送り火をあしらったラベルが京都らしい。
日本酒コンシェルジュ Umio 江口崇