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Sake Competition

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最高級の日本酒 Sake Competition 2017 Super Premium部門
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最高級の日本酒 Sake Competition 2017 Super Premium部門

2017年6月5日に発表された、世界最大の市販酒の品評会、Sake Competition 2017。「Super Premium部門」の入賞酒と1位を獲得した山梨銘醸の北原亮庫さんのコメントをご紹介します。 世界における日本酒の地位向上を目指す Super Premium部門は、日本酒の世界における地位の向上を目的とし、味わい、外見、価格全てにおいて他の酒類にまさる最高の日本酒を決めるために創設された賞です。 小売価格が720mlで10,000円、1,800mlで15,000円以上の清酒を審査対象とし、「酒質8:外見2」の審査比率で評価されます。 海外への輸出を見据え、外国人審査員を含むゲスト審査員で審査されます。審査員の構成が他の部門と違うのが特徴です。 1位「七賢(しちけん) 純米大吟醸 大中屋 斗瓶囲い」 見事1位を獲得したのは、山梨銘醸の「七賢(しちけん) 純米大吟醸 大中屋 斗瓶囲い」。 プレゼンターの中田英寿さんからトロフィーが授与されました。 副賞は幻冬舎のGOETHEなどに記事で紹介される権利。 山梨銘醸の醸造責任者、北原亮庫さんは「込めていた自分の思い、持っている技術をすべて注ぎ込みました。それが全てにおいて、中身でも見た目でも評価されたのがうれしいです」と述べました。 プレゼンターの中田英寿さんは、「私の出身地の山梨のお酒がなかなか賞に入ってくるのは少なかったけれど、

Sake Competition 2017 吟醸部門
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Sake Competition 2017 吟醸部門

2017年6月5日に発表された、世界最大の市販酒の品評会、Sake Competition 2017。「吟醸部門」の入賞酒と1位を獲得した来福酒造の蔵元、藤村俊文さんのコメントをご紹介します。 「吟醸部門」はアルコール添加をした吟醸酒・大吟醸酒を対象としています。アルコール添加をした日本酒は、スッキリとした味わいや高い香りを出すことができます。 1位は「来福 大吟醸 雫」 吟醸部門、第1位は「来福 大吟醸 雫」。茨城県の来福酒造のお酒です。 開場から「おおー」というどよめきが少し上がりました。 プレゼンターはリーデル代表取締役社長のウォルフガング・アンギャルさん。リーデル社長からリーデルトロフィーが渡されます。 副賞は、リーデルのヴィノム大吟醸グラス100脚が授与されました。 受賞した来福酒造蔵元の藤村俊文さんは会見で、「Super Premium部門で昨年に引き続き二連覇したかったが、吟醸部門で一位を受賞して大変満足している」と語りました。 また、醸造アルコール添加について「悪いという人もいるが、味をすっきりさせるという効果がある。とてもいいことだと思っている。広めていきたい」と語りました。 受賞した日本酒は、全国新酒鑑評会に出品するものと同じ規格で、花酵母を使っているそうです。 これらの花酵母は東京農業大学が開発して、来福酒造で自社培養しているもの。昨年は「香りが強すぎる」

蔵を代表する酒で競う Sake Competition 2017 純米大吟醸部門
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蔵を代表する酒で競う Sake Competition 2017 純米大吟醸部門

2017年6月5日に発表された、日本酒の市販酒を競う世界最大のコンペ、Sake Competition。蔵を代表する酒が出品される純米大吟醸部門の受賞酒と、1位を獲得した「開運」の土井酒造場のコメントをお伝えします。 1位は 「開運 純米大吟醸」株式会社土井酒造場(静岡) 純米大吟醸部門、1位は「開運 純米大吟醸」(土井酒造場)でした。吟醸王国静岡を代表する酒蔵の一つです。 プレゼンターのいとうせいこうさんから、リーデル特製のトロフィーが渡されます。 そして、副賞は特A地区山田錦、タンク1本分! JA全農兵庫の提供です。これはすごい量です。 控室で随分飲んで顔が赤くなってしまったというプレゼンターのいとうせいこうさんは、「スッキリしているだけでなく、酒らしい味わいのある深みのあるお酒です。赤い色や琥珀色だけでなく、世界のハイブランドの酒に透明なお酒が加わる時代が来るようになる一助となるのではないでしょうか」とコメントしました。 まさかのいとうせいこうさんがプレゼンターで登場していて驚きました。Instagramの投稿によると、中田英寿さんからのお誘いだそうです。 中田(英寿)君に呼ばれて2017SAKE CONPETITIONへ。俺は純米吟醸部門プレゼンターとして。デザイナー水野学君とも久々に会えた。各酒蔵の挑戦とドラマがわかって奥深かった。昼からかなり飲んだ。 Uma publicação compartilhada por seikoito (@seikoito)

いちばん獲りたい賞 Sake Competition 2017 純米酒部門
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いちばん獲りたい賞 Sake Competition 2017 純米酒部門

「一番獲りたい賞」と多くの蔵元さんがおっしゃっています、Sake Competition 2017の純米酒部門。今年は清水清三郎商店の「作(ざく)」が1位、2位をかっさらいました。 1位、2位を「作」が獲得 1位、2位とも「作」が受賞。1位の発表の瞬間には、会場から「おおー」というどよめきが上がりました。 1位「作 穂乃智」清水清三郎商店株式会社(三重) 2位「作 玄乃智」清水清三郎商店株式会社(三重) リーデルのトロフィーと、 副賞は、JA全農岡山、新中野工業提供の酒米**「赤磐雄町」タンク一本分**! タンクの大きさには色々ありますが、750kgから1トン分が贈呈されたのではないでしょうか。 受賞した清水清三郎商店代表取締役の清水慎一郎さんは、「魚や伊勢海老など三重の食事とともに食べてもらえるお酒を目指している」と語り、また「酒を造ることは地元を知ってもらうこと、飲まれる方に伝わる。そういうメッセージ性があるのがお酒のいいところだ」と、地域を伝えること、地酒という存在の素晴らしさを語りました。

新ジャンルが確立するか Sake Competition 2017 発泡清酒部門
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新ジャンルが確立するか Sake Competition 2017 発泡清酒部門

2017年6月5日に開催されたSake Competition 2017 表彰式から、新たに設立された「発泡清酒部門」をレポートします。 1位は南部美人 発泡清酒部門、1位を受賞したのは南部美人(岩手県)の「南部美人 あわさけ スパークリング」。 リーデルのトロフィーが授与されました。 「南部美人 あわさけ スパークリング」は瓶内二次発酵のスパークリング日本酒。 授賞式に出席した南部美人の久慈雄三さんは、このお酒は720mlで4500円と決して安価ではないお酒なので、ゆっくり静かな場で飲んでほしいと話しました。 酒造りの苦労にも触れていました。「南部美人 あわさけ スパークリング」は南部美人がはじめて造った、技術が要求される瓶内二次発酵の発泡清酒ですが、設備もまだ整っていない中での手探りでの造りでした。 しかし、今年立ち上がったばかりの、awa酒協会のメンバーに支えられて造ることができたといいます。 awa酒協会について 2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、awa酒協会では、世界のラグジュアリーな乾杯シーンで日本のawa酒がシャンパンやスパークリングワインと肩を並べる存在になることを目指し、国内の蔵元同士の連携を強めるとともに、awa酒の認定基準を定めることによる品質向上を図り、普及促進に努めていきます 👉 awa酒協会 「南部美人 あわさけ スパークリング」一般的な日本酒と同じ程度のアルコール度数です。アルコールの苦味をカバーする技術が南部美人にあり、これが受賞につながったのでは考えているとのことでした。 久慈さんは、「発泡清酒はこれまでの日本酒のカテゴリーに抜けていたもの。

酒を伝える Sake Competition 2017 ラベルデザイン部門
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酒を伝える Sake Competition 2017 ラベルデザイン部門

本日発表されました、「世界一の日本酒が決まる」Sake Competition 2017。新設された「ラベルデザイン部門」の入賞酒と1位を獲得した株式会社越後鶴亀のコメントをご紹介します。 ラベルデザイン部門 今年から開設されたこの賞は、中田英寿さんの発案です。 審査員はgood design companyの水野学さん、emuniの村上雅士さん、PRODUCT DESIGN CENTERの鈴木啓太さんです。 伝えるツールとしてのラベル 中田さんは会見でこのように語りました。 「ラベルは銘柄を覚えてもらうために必要。日本人でも10銘柄も覚えていない人が多い、外国では日本語が読めない人がほとんどだからなおさら。ラベルを通してブランドとして覚えてもらうことが必要。同時にラベルデザインの素晴らしさも広めていきたい」 昨年はスーツにネクタイ姿の中田さんでしたが、今年はレザージャケットでした。 世界でどう見られるのかを基準に審査 審査員の水野学さんは「日本のお酒という文化を世界に発信していくときに、どういう見られ方をするのか、という基準で審査した。「美しい味」と書いて「おいしい」と読む国なのでそれが世界中に伝わっていくデザインが今後も出てくるといいと思う」と語りました。 1位は越後鶴亀が受賞 ラベルデザイン部門の1位を受賞したのは新潟県新潟市にある株式会社越後鶴亀の「越後鶴亀 越王 純米大吟醸」。 酒はカッコよくなくてはいけない! 銘柄名にある鶴と亀をモチーフにしたデザインです。価格は2万円です。 若手のデザイナーと話をしながら作り上げていったラベル。およそ4年前から季節の酒にこのラベルを使っています。 「酒は嗜好品だから楽しくなくてはいけない! カッコよくなくてはいけない!」と語る蔵元さんが印象的でした。

他の酒蔵に学ぶこと、こだわりを捨てること|新澤醸造店蔵元杜氏・新澤巖夫さんインタビュー 後編
インタビュー

他の酒蔵に学ぶこと、こだわりを捨てること|新澤醸造店蔵元杜氏・新澤巖夫さんインタビュー 後編

新澤醸造店蔵元杜氏・新澤巖夫さんのインタビュー、後編は酒造りの現場について語っていただきました。淡々と努力を積み重ね、技術を上げていく、造るお酒の品質を上げていく。この姿勢を支えるスピリットは何か。新澤さんに聞きました。

世界一の日本酒が決まる Sake Competition 2016 表彰式・授賞パーティー レポート〈後編〉
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世界一の日本酒が決まる Sake Competition 2016 表彰式・授賞パーティー レポート〈後編〉

前編に引き続きSake Competition授賞パーティーの模様です。世界で活躍する中田英寿さんが演出。昨年までは各酒蔵のブースが並ぶ立食形式だったそうですが、今年は着席、受賞酒はソムリエさんがサーブ、ステージに受賞者が立って挨拶、というアカデミー賞授賞式のようなきらびやかな雰囲気の中で。