純米酒 能登誉 奥能登輪島 千枚田|日本酒テイスティングノート
〈日本酒レビュー〉奥能登の棚田の米を使った酒。米とみかんのニュアンス。温めるとよいお酒。
石川県輪島市、奥能登にある清水酒造店の看板商品、「千枚田」[1]。奥能登の名勝、海辺の棚田「千枚田」で取れた米を一部使った酒。ラベルのモチーフはもちろん棚田。このラベルに惚れて購入。
輪島市のサイトで写真を見ると棚田、海、夕焼け。美しい! 行ってみたくなる風景。
みかんと米を感じる酒
瓶詰めから1年と4ヶ月が経過、よい具合に熟成している。
よい色。山吹色。
常温でいただく。上立ち香は炊いた米やユリの花。口に含むと、柔らかなテクスチャー。甘味は少なく、酸味でキラキラとした印象。透明感があり、みかん果汁のニュアンスも。そして、カリン、炊いた米、米飴の香り。あとからややミルキーな乳酸系の香り。苦味と酸味で切れて、余韻はやや長い。みかんピールの香り。みかんの皮の白い部分が少し感じられる。
温めるとこの酒のよさが一番出る
45度に温める。七輪でゆっくりと。甘味、うま味が立ち上がる。蜜のような印象になり、穀物の香りが顔を出す。炊いた米、干草の香り。メザシの苦味に合う。
塩と合わせると、うま味が上がり、酒がだし汁のようになる。多幸感をもたらす温度と味わい。
63度にまで上げると、口当たりはサラサラ。酸味にスポットライトが当たる。甘味は控えめ。熟したりんごの果汁。はちみつ、炊いた米、米飴の香り。燗にすると、この温度まで上げると、楽しめる酒だ!
日本酒イベントAwaseruにて。
能登誉 純米酒 千枚田 1.8L【石川県/清水酒造店】
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株式会社清水酒造店
売り上げランキング: 121,577
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棚田米で作ったお酒
今までにテイスティングした棚田米使用のお酒、探したら結構あったのでご紹介。
(テイスティング日: 2018年12月12日)
ラベル情報
商品名 | 純米酒 能登誉 奥能登輪島 千枚田 |
---|---|
醸造元 | 清水酒造店(石川県輪島市) |
特定名称・種別 | 純米酒 |
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
酒造年度 | -BY |
原料米 | 五百万石85%、能登ひかり15% |
精米歩合 | 60% |
酵母 | - |
仕込み水 | - |
アルコール度数 | 15-16度 |
日本酒度 | +4 |
酸度 | 1.5 |
アミノ酸度 | - |
製造年月 | 29-08 |
杜氏 | - |
その他情報 | 能登の里山里海、世界農業遺産登録、輪島の名勝千枚田の米を一部使用 |
商品ページ | http://notohomare.com/products/detail.php?product_id=13 |