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純米吟醸酒 蟬|日本酒テイスティングノート

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

九州南部の日本酒はあまり飲む機会がないのですが、このたび出会ったので飲みました。鹿児島の薩州正宗以来かもしれません。

裏ラベルによると、原料米は棚田で育てられ、蝉の声をききながら秋の実りを迎えます。これがこのお酒の名前の由来だそうです。

純米吟醸酒 蝉

ほのかに熟成感を感じる上品な丸い味わい

色調は薄いイエローで透明感があります。軽やかで透明感があり、熟成を感じさせる丸さのある口当たりです。

落ち着いた、米を感じさせるやや熟成感のある香りです。杏、炊いた米、白玉粉。ほのかに玄米の香りと蜂蜜の香りが穏やかな熟成を感じさせます。

酸味は強く、甘味は控えめです。苦味はしっかりあって、よく切れます。喉越しのあと、酸味が口の中を上がり、苦味とややアルコール感が残ります。舌のひりひり感は心地よいです。余韻には蜂蜜の香りをほのかに感じます。

アテと合わせました

写真右のさつまいもとレモン汁。レモンとハーブの爽やかさが酒の甘味と熟成香を引き上げました。

左の鱧の南蛮漬け。衣と皮が熟成香とハーモニーを奏で、酒の酸味と南蛮漬けの酢っぱさも同調します。

写真にはありませんが、チーズの燻製ともよく合いました。酒の濃厚さがチーズに負けず、燻製のスモーキーフレーバーと熟成香がよく合いました。

純米吟醸酒 蝉とアテ

(テイスティング日: 2017年8月30日)

ラベル情報

  • 商品名: 純米吟醸酒 蟬
  • 醸造元: 通潤酒造(熊本県上益城郡山都町)
  • 原材料: 米、米麹
  • 醸造年度: -BY
  • 原料米: 麹米: 山田錦(熊本県山都町産)、掛米: レイホウ(熊本県山都町産)
  • 精米歩合: 50%
  • 酵母: くまもと酵母
  • アルコール度数: 15度
  • 日本酒度: +4
  • 酸度: 1.5
  • アミノ酸度: -
  • 製造年月: 2017-07
  • 杜氏: -
  • その他情報: Art Direction: Voix
  • 商品ページ: http://tuzyun.com/items/

純米吟醸酒 蝉