向井酒造

食感と香りに幸福感!伊根満開チーズケーキ テイスティングノート

食感と香りに幸福感!伊根満開チーズケーキ テイスティングノート

向井酒造の伊根満開。このブログで一番とりあげているかも知れない銘柄です。その伊根満開の赤い酒粕を使った生チーズケーキをテイスティングしました。 大阪梅田と京都にある浅野日本酒店限定で販売しています。作っているのは滋賀6蔵の酒粕を使ったチーズケーキで有名な工房chou-chou。5勺のおちょこに入っているのがポイント。伊根満開の赤い文字のレア猪口目当てもあって即買いしてしまいました。 フタを開けてみると、伊根満開の色!ちょっと落ち着いた淡いピンク。そこに赤黒いつぶつぶ、原料の古代米の果皮だと思われます。 うきうきしながら口に含むと、なめらかくなめらかな口当たり、ゼラチン由来のふわっとした食感。作るプロセスより原料の配合に試行錯誤を重ねたに違いないと思いました。赤黒い粒のつぶつぶ感も楽しめます。 そしてこれぞ伊根満開!フランボワーズの香り、米の香り、その後にクリームの香りがやってきます。ヨーグルトのさわやかな酸味が口腔の中を漂い、生クリームのどっしりとした油脂感が余韻で残る濃厚な食後感。 チーズケーキになっても、伊根満開の個性をしっかり感じられるのがうれしい。ます
日本酒コンシェルジュ Umio 江口崇
赤い日本酒「伊根満開」とチョコレートのマリアージュ

赤い日本酒「伊根満開」とチョコレートのマリアージュ

赤い日本酒「伊根満開」 赤くて甘い日本酒はいくつかあるけれども、その中でも大好きなのが「伊根満開」。京都府北部の伊根町で栽培された古代米を使って醸されています。 伊根満開の味と香り このお酒の特徴は、他のこの系統の酒にはない軽やかさ。甘味はしっかりありますが、熟成したフルーツのような酸味とほのかな苦味、紅茶のような渋味に支えられ、軽快な甘味を楽しめます。 クランベリーやカシスのようなベリー系の香りが主体で、その奥から炒った米の香りをほのかに感じることができます。 以前のテイスティングノートでは「チョコレートに合わせたい!」というコメントで締めくくりましたが、ついにチョコレートと合わせるチャンスに恵まれました。 チョコレートと合わせる 今回合わせたのは Pierre Marcolini の2種類のチョコレート。お酒と食べ物をあわせる基本の「ハーモニー」と「マリアージュ」の両方が楽しめました。 同調とは同じ種類の香りや味のものを合わせること、マリアージュとは2つの違った香味を合わせると第3の新しい香りや味が生まれる、という方法です。 ハーモニー
日本酒コンシェルジュ Umio 江口崇