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北島 みずかがみ 純米 直汲み 中汲 無濾過生原酒|日本酒テイスティングノート

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

浜大津こだわり朝市で北島酒造の4種類のお酒を試飲して購入したのが「みずかがみ」。滋賀県で新しく開発された飯米「みずかがみ」を使って醸されたお酒です。

浜大津朝市2016-12北島酒造

「4本とも買って帰りたい!」と思ったけれど、荷物のキャパの関係で1本に絞りました。それが「みずかがみ」。一番インパクトがあって、家族で楽しめると思ったお酒です。

北島酒造みずかがみ

浜大津こだわり朝市の四合瓶量り売りは、特製ラベル。

開栓当日、かなりガス感が感じられます。グラスを見ると、気泡が出ているのが見えますね。開栓後、1週間たってもまだ微かにガス感が感じられました。

冷蔵庫から出したてでテイスティング

まずは10度位でワイングラスを使ってテイスティング。

色はかすかな山吹色、バナナ、白玉粉の香り。そして微かに干し芋の香りも感じられます。口に含むと、とろりとして透明感のある力強い口当たり。クリアな甘味、しっかりした酸味、やや強めの苦味、うま味もそこそこ感じられます。鼻に抜ける香りはライチのようなジュワッとした果汁のよう。搾りたてのライチのような若々しいお酒です。

余韻は中程度、舌の上にじわりとガス感と酸味が残るのが心地よい。中程度のうま味も残ります。キレは程々です。

開栓直後ははっきりした甘味、酸味、苦味、うま味のバランスがよかったですが、開栓後1週間位経つと苦味が強調されてしまいました。と同時に、熟成後の可能性も感じました。すぐに飲むか、半年以上熟成させてから飲むのがよいでしょう。

燗酒にすると最高!

このお酒を選んだ決め手は、浜大津こだわり朝市で試飲した燗酒に感動したことでした。

というわけで、次は燗酒でのテイスティングです。温度帯はちょっと高め、50度前後にしました。

やわらかく、やさしい口当たり。思わず笑顔がこぼれます。甘味とうま味が上がります。口中香は米の甘さを連想させるデンプンの香り。アフターノートは洗った直後の米の香りがします。そして余韻に残る酸味も心地よい。キュッと切れる感じがまた心地よく、ここでまた幸せな気分に。

やっぱり琵琶湖のモロコと合いました

この日の食卓はこんな感じ。

北島酒造のみずかがみと食卓

この中で一番、このお酒に合ったのは、やっぱりもろこでした。いつも浜大津こだわり朝市のお土産にしている、沖島の漁師さんたちが売る琵琶湖の水産物です。

琵琶湖のもろこ

奥がもろこの塩焼き、手前が山椒煮です。

塩焼きはのもろこは独特の風味があっておいしいです。大好物ですが、新鮮なうちに焼いて食べなくてはいけないので、甘露煮よりは手に入りにくく貴重です。ちょっとクセがあって、小骨も多いので好き嫌いが別れるかもしれません。

10度くらいの温度帯の「みずかがみ」と合わせると、そのクセを消して、モロコのおいしさをバランス良く楽しめます。「北島 みずかがみ」は山椒煮の甘味とコクに負けない強さで、とくに燗酒で合わせることをオススメします。

酒を地元の食材に合わせることは、酒飲みの楽しみの一つですね。

(テイスティング日: 2016年12月18日)

ラベル情報

  • 商品名: 北島 みずかがみ 純米 直汲み 中汲 無濾過生原酒
  • 醸造元: 北島酒造(滋賀県湖南市)
  • 原材料: 米(国産)、米こうじ(国産米)
  • 醸造年度: 28BY
  • 原料米: 近江産契約栽培みずかがみ(全量使用)
  • 精米歩合: 65%
  • 酵母: -
  • アルコール度数: 17度
  • 日本酒度: -
  • 酸度: -
  • アミノ酸度: -
  • 製造年月: 16.12
  • 杜氏: -
  • その他情報: -
  • 商品ページ: -