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浜大津こだわり朝市2017年11月「不老泉・上原酒造」

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

(2017年11月19日)

朝が億劫になる季節がやってまいりました。それでも早起きして野外の朝市に向かいます。そう、浜大津こだわり朝市です。

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8時前には到着。すでに日本酒コーナーは人だかり。宴が始まっています。今月は「不老泉」の上原酒造さん。

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酒燗器にはちろりが4つ。そう、浜大津朝市の日本酒コーナーは燗酒がおいしい。ピンクのハッピを着た方々は本当に燗付け技術がとても高いのです。

一升瓶は美しい

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量り売りの酒を注ぎます。一升瓶は美しい。そして一升瓶を注ぐ姿はもっと美しい。

試飲する

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こちらが本日のラインナップ。左から、総の舞、蔵付き酵母培養酵母の試験醸造酒、亀の尾生、亀の尾火入れです。

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左の薄緑色のラベルは「総の舞」。総の舞は千葉県の酒造好適米で、上原酒造の横坂杜氏が栽培したものを自ら酒に醸しています。

グラニュー糖のようなキラキラした甘味が印象的。もう少し寝かしてあげたいなと思いました。

👉 米を作り、酒を造った山根杜氏を継承する|不老泉 上原酒造杜氏・横坂安男さんインタビュー 横坂杜氏が自らが育てた米、総の舞を使って酒を醸すまでのストーリーです

👉 不老泉「総の舞」「滋賀渡船」飲み比べ|日本酒テイスティングノート

👉 総の舞(ふさのまい)〈酒米の系譜〉

真ん中の白いラベルのお酒は、蔵付き天然酵母を培養したものを使った試験醸造酒です。速醸ですが、不老泉らしさが感じられました。ミルキーな味わいに胸キュンです。

👉 不老泉 当社純粋分離保存 蔵付天然酵母使用 速醸酒母 平成二十八年度 試験醸造酒 純米吟醸 無濾過生原酒|日本酒テイスティングノート

このほか試飲したのは亀の尾(火入れ)。とても不老泉らしさがあり、余韻が長く、ドライアプリコットのような香りが心地よく残りました。燗にすると、米のニュアンスが引き立ち、余韻はミルキーになりました。幅広い温度帯で違う顔を楽しめるお酒です。

この日は試験醸造酒の一升瓶を購入しました。なぜって? 総の舞と亀の尾はもう家にあるからです。

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あまりにも「そうのまい」と読む人が多いので、途中から読みがながつきました。これでみんな覚えてくれたかな?

朝市の琵琶湖の幸

朝市では琵琶湖の幸が充実!

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カジュアルな価格帯の鮒ずしは酒飲みの味方!

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鮎の一夜干しもうまいでよ!

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琵琶湖の中にある沖島の漁師さんたちが獲って作る佃煮、もろこ、あゆなど。いつも買って帰って酒のアテにしています。

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ワカサギの天ぷらは朝市飲みの定番アテです。揚げたてをつつきながら寒い中、買ったばかりの酒を開けて飲むのです。最高でしょ!

新鮮な琵琶湖の海老。跳ねてます。素揚げにしたい。

朝市に魅せられて

朝の琵琶湖の風景を眺めていると心がやすらぎます。朝市ではたくさんの方々と出会い、酒友も増えました。おいしいお酒や食べ物にも出会いました。早起きは苦手だけど、また来るよ朝市!

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