勇心 純米 おいでまい｜日本酒テイスティングノート

香川県綾歌郡綾川町にある勇心酒造の純米酒。原料米は香川県の飯米「おいでまい」。女性らしさを感じるお酒です。骨付鳥にも合いました。

「おいでまい」は平成25（2013）年にデビューした新しい品種。飯米ですが、雑味の原因になるタンパク質の含有量が山田錦並みに少ないので酒造りにも使われています。

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第一印象は「女性らしいお酒」だなと思いました。フルーティーで若い感じ。甘味は少なめ、イチゴのような酸味が横に広がります。イチゴ、ライチの香り、その奥に炊いた米の香り。

いつの間にかいなくなってしまったような切れ方をします。後口は酸味がジワリ、苦味がしっかりしています。余韻にイチゴ、ウリの青い香り。

餃子と合わせました。タレ無しでいただきました。皮はカリッともちっとでコクがあり、中身は野菜中心です。

ニラの青さが酒のウリの青い香りと同調するのを感じました。酒の酸味が餃子の全体となる味わいの骨格を形作ります。ちょうど、餃子に酢をつけて食べるような感じです。

どんな餃子にも、合う日本酒は必ずあります焼き餃子、水餃子、蒸し餃子、色々なタイプの餃子にはそれらに寄り添うことのできる日本酒があります。

しょうゆ豆と合わせると、酒が醤油の香りを引き立てました。

骨付鳥との相性は抜群でした。酒のフルーティーな香りと酸味が、ソースの役割を果たします。

（テイスティング日: 2017年12月4日）

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