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Shirakiku シラキク 夏酒 純米生原酒|日本酒テイスティングノート

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

京都府京丹後市の白杉酒造が醸す夏酒です。この蔵は酒米ではなくコシヒカリなどの飯米のみで酒を造ることで知られています。詳しくはこの蔵が醸すコシヒカリ酒、「ジュエルズ30」のレビューをご覧ください。

白木久らしい味わい

白木久らしい味わいです。誰が飲んでもわかる個性がある蔵なのです。

冷やして飲むと、爽やかで甘く、りんこジャム・ナシ果汁の香りがひろがります。その奥に、ちょっとだけ干し草と蜂蜜の香りがみえます。甘味は甘露。コシヒカリらしい味の広がりを感じます。なのに切れがよいのが、夏に飲むのにぴったりなんですよね。43度くらいに温めてみると、米のニュアンスがぐいっとやってきます。冷やすか、ぬる燗にして飲むのがおすすめです。

豚肉の味噌漬け焼きに合わせたいですね。広がる甘味が味噌と同調し、酸味が豚肉の味を引き立てます。

テイスティングコメント

12度位でISOテイスティンググラスを使用。ごく薄い山吹色。爽やかで甘い、りんごジャムの香り。水飴のような透明感と伸びを感じるテクスチャ。とろり。コシヒカリの酒らしい、伸びと拡がり。

甘味・酸味ともしっかり。水飴・もち米の香りは、どこか熟成前のみりんのそれに似ている。飴は飴でも柑橘果汁味の飴を思わせる香り。パイナップル、梨の果汁、ちょっとだけはちみつ。その奥に、干し草や柚子ピールの香り。切れはよい。酸味と苦味がよく切る。

温度を43度くらいに上げると、米の甘さを連想させる、もち米のような香りが強調される。りんご飴の香りも。甘味も酸味も際立つ。これは楽しめる!

さらに50度から少しずつ上げてみるが、あまりバランスが取れない。60度では甘味が引っ込み、酸味が相対的に強くなる。だが今ひとつ。

この酒の個性を活かすには、甘味と酸味のバランスを楽しむには、冷やすかぬる燗がおすすめ。どちらかというと冷やすほうがよい。

(テイスティング日: 2019年9月22日)

ラベル情報

Shirakiku シラキク 夏酒 純米生原酒

  • 〈醸造元〉 白杉酒造(京都府京丹後市)
  • 〈仕込み水〉 -
  • 〈原料米〉 丹後産コシヒカリ100%使用
  • 〈精米歩合〉 60%
  • 〈特定名称/種別〉 -
  • 〈アルコール度数〉 17-18度
  • 〈原材料〉 米(国産)、米麹(国産米)
  • 〈製造年月〉 -

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