/ 日本酒レビュー

澤屋まつもと 守破離 ID592 vintage 2019|日本酒テイスティングノート

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

久々の「守破離」です。ラベルの田んぼのイラストに惹かれて注文しました。

「澤屋まつもと 守破離 ID」には山田錦の名産地、中東条岡本村で栽培された米が使われています。一般的に、その村や地域の米を混ぜて「◯◯産」としますが、ここでは田んぼ一枚ごとに分けて仕込んでいます。同じ村でも田んぼごとに土壌や気候が違い、出来上がる米の質も違います。このような取り組みは松本酒造のほか、「龍力」の本田商店・「会津娘」の高橋庄作酒造店・「松の司」の松瀬酒造などで行われています。

モダンできれい、まとまりのよい酒

早速、「ID592」をいただきます。澤屋まつもとらしい、モダンできれいな酒です。まとまりがよく、ふんわりとした印象。特に酸味が印象的で、口に含んでから余韻までずっと、苦味とともに存在します。コクのあるミカンやメロンのニュアンスが心地よい酒です。

爽やかで印象的な酸味を活かして、白身魚の天ぷらに合わせたいと思いました。

おこぶ北淸にて。

前回飲んだ「澤屋まつもと」は、兵庫県上東条秋津地区「古家村」で育てられた山田錦を使った Furuke 48 でした。

テイスティングコメント

きれいにまとまっていて、ふんわりした印象の味わい。甘味と酸味がしっかりしていて、果汁感がある。特に酸味が印象的、口に含んでから余韻まで、ずっと酸味の感触が残る。同時に柑橘のコクも持続する。少し乾いた印象の柑橘。そしてうま味もあって、よく育ったみかん果汁のよう。苦味が通奏低音のように奏でられ、その上を蜜柑の香りと酸味が踊る。余韻はやや長く、みかんとメロンの香りが残る。

(テイスティング日: 2020年3月8日)

ラベル情報

澤屋まつもと 守破離 ID592 vintaga 2019

  • 〈醸造元〉 松本酒造(京都府京都市伏見区)
  • 〈仕込み水〉 -
  • 〈原料米〉 山田錦100%
  • 〈精米歩合〉 -%
  • 〈特定名称/種別〉 -
  • 〈アルコール度数〉 15度
  • 〈原材料〉 米(国産)、米麹(国産米)
  • 〈製造年月〉 2020-02

_s-IMG_5944D

参考資料