都鶴 うなぎのねどこ|日本酒テイスティングノート

〈日本酒レビュー〉琥珀色が美しく、やわらかなテクスチャ。空気のような上品なキレ。ややきのこの香りが余韻に感じられます。

都鶴 うなぎのねどこ|日本酒テイスティングノート

(テイスティング日: 2017年8月17日)

酒カリエンテ京都にて。

京都・伏見の都鶴酒造の「うなぎのねどこ」。1994年醸造、ということは23年古酒です。

45度位の燗酒でいただきました。琥珀色が美しく、やわらかなテクスチャです。上立ち香は炊いた米、カラメル。酸味が強く、甘味はあまり感じられません。空気のような上品なキレ。アルコール感とうま味が残ります。ややきのこの香りが余韻に感じられます。

生ハム3種と合わせました

左から

  • プロシュット・ディ・パルマ(イタリアのパルマ近郊で作られているプロシュットで、生ハムの1種、塩味が強めで油脂感が強いです。)
  • アランチャ (オレンジジュースとピールに漬け込んだオレンジの風味の生ハム。ピールの香りとスパイシーさが特徴です。)
  • パンチェッタ (塩漬けにした豚のばら肉、俗に生ベーコン。)

生ハム3種

プロシュット・ディ・パルマとは、酒の蜜のような甘さが引き立ちます。アランチャとはオレンジの香りが上がりとても良く合いました。パンチェッタは、酒がハムを包み込む感じ、こちらもです。

大七純米生酛、ブレンドしたものともハムを合わせました

同じく、「大七純米生酛」とも、3種の生ハムを合わせました。こちらとは違った結果が出たので興味深いです。

また、「うなぎのねどこ」と「大七純米生酛」をブレンドしたものとも合わせました。2つの酒がお互いに高めあいよく合ったり、片方の合わない感が引きずってしまうケースもあり、興味深い結果が出ました。

👉 大七 純米生酛|日本酒テイスティングノート

ラベル情報

  • 商品名: 都鶴 うなぎのねどこ 長期熟成酒
  • 醸造元: 都鶴酒造(京都市伏見区)
  • 原材料: 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
  • 醸造年度: 1994BY
  • 原料米: -
  • 精米歩合: 70%
  • 酵母: -
  • アルコール度数: 18度
  • 日本酒度: +4
  • 酸度: -
  • アミノ酸度: -
  • 製造年月: 2017-07
  • 杜氏: -

都鶴 うなぎのねどこ 長期熟成酒