浜大津朝市で! 北國街道「しぼりたて 純米吟醸」「にごり酒」「桑酒」日本酒テイスティングノート
2021年6月の浜大津こだわり朝市。天井川に続き、山路酒造の北國街道と桑酒を紹介!
2021年6月、浜大津こだわり朝市の地酒コーナーは、「天井川」を醸す草津の古川酒造と、「北國街道」の山路酒造。きょうは天井川に続き、北國街道を紹介!
北國街道の「しぼりたて 純米吟醸」は、ブドウと麹の甘い香りでまろやかな味わい。全体的にやさしく落ち着いている。燗にすると可憐になって切れはシャープ。「にごり酒」はサラリとしていて、後半のしっかりとしたコクが安心感。甘い香りだけど甘くない。そして切れもよい。
みりんに桑の葉エキス(焼酎に浸して抽出)を加えて造る桑酒。桑の香りが心地よい。甘すぎず、飲みやすい。ブースでサーブしてくれた蔵の女将さんによると、昔はもっと甘かったとのこと。蔵は街道(北国街道!)沿いの宿場町にあり、甘いものが少ない時代に桑酒は旅人たちのエナジードリンクとして飲まれていたという。
ラムの代わりに桑酒を入れるモヒートの飲み方をおすすめされていた。桑酒購入者にはフレッシュなミントがおまけで貰えるというサービス!
朝市で掲示されていたレシピ。とくに作り方の部分からおもてなしの心が伝わってくる。作ってみよう!
桑酒モヒートのレシピ
材料
- 桑酒 グラスに対し… ⅓
- ミント… 4〜5枚
- ソーダ(炭酸水)… 適量
- 氷
- レモン… 適量
レシピ
- 手もみしたミンチをグラスに入れます
(香りがより際立ちます) - グラスにたっぷり氷を入れます
- 桑酒→レモン→ソーダ水の順にグラスに注ぎます
- マドラーで底から静かに混ぜます
お好みで桑酒やレモン・ミントの分量を調整しお楽しみください
レモンの丸剥きがオススメです
テイスティングノート
北國街道 しぼりたて 純米吟醸
甘い! おいしい! 甘い葡萄の香りがしっかり。ほのかにスミレや麹の甘い香りも。口当たりはまろやかで、酸味と辛味でよく切れる。全体的にやさしさがあって、少し落ち着いている感じがいい。
45度位の燗酒では可憐な印象に。切れ方がきゅっとシャープで、余韻の酸味・苦味・ほのかなカシューナッツの香りが心地よい。
北國街道 にごり酒
見た目はきれいで、きめが細かい。飲むとサラリとしていて、それでいてマットな口当たり。スッキリとした印象。甘すぎないけど、後半のコクがしっかりある。甘い香りがあるけど甘くない。切れもよい。
桑酒
桑の香り。飲んでみるとそれほど甘くない。桑の香りも甘味も、主張しすぎずに調和している。ミントを入れてモヒートのようにして飲むことをおすすめされた!
桑酒は、酒造りが終わった春以降に仕込む。出来上がるまで1年くらい。出来上がったみりんに、焼酎で抽出した桑の葉のエキスを加えて造るとのこと。一度見てみたい! 昔はもっと甘かったけど、飲みやすくするために甘味を控えめにしたとのこと。
ラベル情報
北国街道 しぼりたて 純米吟醸
- 〈醸造元〉 山路酒造(滋賀県長浜市)
- 〈仕込み水〉 -
- 〈原料米〉 -
- 〈精米歩合〉 60%
- 〈杜氏〉 -
- 〈特定名称/種別〉 純米吟醸酒
- 〈アルコール度数〉 17-18度
- 〈原材料〉 米(国産)、米こうじ(国産米)
- 〈製造年月〉 2021-06
北国街道 にごり酒
- 〈醸造元〉 山路酒造(滋賀県長浜市)
- 〈仕込み水〉 -
- 〈原料米〉 -
- 〈精米歩合〉 70%
- 〈杜氏〉 -
- 〈特定名称/種別〉 -
- 〈アルコール度数〉 17度
- 〈原材料〉 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
- 〈製造年月〉 2021-05
桑酒
- 〈醸造元〉 山路酒造(滋賀県長浜市)
- 〈仕込み水〉 -
- 〈原料米〉 -
- 〈精米歩合〉 -
- 〈杜氏〉 -
- 〈特定名称/種別〉 リキュール
- 〈アルコール度数〉 14.5度
- 〈原材料〉 もち米・米麹・桑葉・醸造アルコール・五加皮・桂皮
- 〈製造年月〉 -