出羽桜 桜花 吟醸酒|日本酒テイスティングノート
〈日本酒レビュー〉全体的にバランスが良く、まとまっているお酒です。技術力を感じる吟醸酒と言えるでしょう。
15度位の温度帯で、グラスでテイスティングしました。柳宗理が日本酒造組合中央会のためにデザインした「清酒グラス」です。
6月の日本酒フェアでセミナーのお土産にいただいたものです。パッケージには、柳宗理のデザインの意図が書かれています。
日本酒造組合中央会の依頼により“清酒グラス”をデザインするに当って、一番心掛けたのは、日本酒のための盃、というイメージの表現である。(中略)日本的で、シンプルで、しかも新鮮な感じ、勿論、使い易さなど、色々な必要条件の下に約二年苦労して、出来上がったのがこの盃である。〔後略)
歴史ある吟醸酒「桜花」
出羽桜の「桜花」は1980年から発売され、吟醸酒ブームを切り開いたお酒です[1]。IWCのトロフィー[2]など多くの賞を受賞しています。
「日本酒レッスン」でもテイスティングのリファレンス酒として使っています。
バランスが良く、技術力を感じる吟醸酒
全体的にバランスがよく、まとまっているお酒です。技術力を感じる吟醸酒と言えるでしょう。
上立ち香はフルーティーな香り。リンゴや和梨、青草の香り。明確だが主張しすぎない。
口に含むとややとろりとしたテクスチャー。透明感がある。その後すぐにアルコールの刺激が来るが、軽快さがあるものの、刺激的すぎない。甘味、酸味、苦味のバランスがよい。香りはりんごのフルーティーの奥に穏やかな白玉粉の香り。後口にやや収斂味とうま味。
冷やして飲むと美味しい吟醸酒である。
(テイスティング日: 2018年7月28日)
ラベル情報
商品名 | 出羽桜 桜花 吟醸酒 |
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醸造元 | 出羽桜酒造(山形県天童市) |
特定名称 | 吟醸酒 |
原材料 | 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール |
酒造年度 | -BY |
原料米 | - |
精米歩合 | 50% |
酵母 | - |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アミノ酸度 | - |
製造年月 | 2018-01 |
杜氏 | - |
その他情報 | 瓶火入れ |
商品ページ | - |