私たちは忘れない… 波瀬正吉翁の記憶〈酔いの余白〉 私たちには、祇園祭がくれば偲ぶ人がいます。吟醸王国・静岡県の銘酒、「開運」土井酒造場の前杜氏「波瀬正吉」翁。平成21(2009)年7月16日、祇園祭宵山の日に惜しくも現役のまま77歳でご逝去されました。
お客様から戴いた日本酒の八つのいい言葉・後編〈酔いの余白〉 京都・祇園には、地元の人々をはじめ日本全国や世界からさまざまな人々がお遊びにお越しになられます。そんなお客様と日本酒のお話をしていると、なるほど・・・、と心に響きすーっと入り込んで残る、いい言葉があります。(後編)
お客様から戴いた日本酒の八つのいい言葉・前編〈酔いの余白〉 京都・祇園には、地元の人々をはじめ日本全国や世界からさまざまな人々がお遊びにお越しになられます。そんなお客様と日本酒のお話をしていると、なるほど・・・、と心に響きすーっと入り込んで残る、いい言葉があります。(前編)
不老泉の呑み切りと単純接触効果〈酔いの余白〉 夏の呑み切り 夏の酒蔵の一大行事「呑み切り[1]」に参加するために琵琶湖の西・高島新旭の「不老泉」で知られる上原酒造へ行って来ました。 不老泉・上原酒造と云えば「山廃造りと木槽天秤搾り」で我が道を行く個性蔵で、呑み切りは不老泉loversの間では人気です。今年も鮮烈59品目のラインナップの試飲です! 夏の盛りの7月下旬の土・日の二日間で、不便な場所にもかかわらず300名弱の問屋・酒販店・飲食店・一般消費者である自覚的[2]ファンが訪れる、オープン参加の夏の風物詩的な行事です。 そして、この中から秋には「冷やおろし」の酒として育って行くのでしょう…。 蔵では、蔵元がいつもの泰然自若の笑顔で、皆様のお出迎え。訪れた人々の熱いパワーをしっかりと受け取り、今年の酒造りに託してくれることでしょう!! 神々しい試飲と翁顔の杜氏 上原酒造へは3回目の訪問ですが、今回が初めての夏蔵…。 ひっそりと静まり乾いた空気の中、「自覚的不老泉ファン」の群れが、朝一番の気怠さの沈黙と、緊張と興奮と驚き(試飲酒の多さに)が醸し出す、とても神々しい雰囲気に、真剣度を増幅させる…。
「日本酒の日」に想う〈酔いの余白〉 日本酒コンシェルジュ「はんなり酔吉」さんによる、コラム「酔いの余白」が今月から始まります。第1回は、滋賀の地酒の祭典を10年間見つめてきたはんなり酔吉さんが思う地酒文化がテーマです。