オンライン日本酒イベント「日本酒うんちく手帖」No.31と33 酒と地域主義、No.32 忘年会 イベントレポート
「オンライン日本酒うんちく手帖」、日本酒の地域主義をテーマに対話しました。そして忘年会!
日本酒コンシェルジュ通信がお届けしているオンライン日本酒イベント「日本酒うんちく手帖」、酒と地域主義をテーマにした2回と、忘年会を開催しました。とくに忘年会にはたくさんの方にご参加いただき、楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました!
No.31 酒と地域主義(1)
「酒と地域主義」について語り合いました。地元産の米を使って酒を醸し、地域を感じながら飲むことは素晴らしいことだと多くの人が思っていますが、それはどうして?と聞かれるとなかなかスパッと答えられません。「食の地域主義」「地産地消」「オール県産米の酒」「酒に地域を詰める」「酒に気候を反映させる」「地域経済の循環を回す」「日本酒のGI」「酒に生き様を詰める」「地域外農家との関係構築」「海外で人気の和食・日本食」といったキーワードから思い起こされるトピックで対話しました。
対話は、グループ・テイスティングのときと同じような形で行いました。
No.32 オンライン忘年会
(2020年12月30日開催)
2020年最後の回はオンライン忘年会と題して、この年の酒ライフを振り返ったり、雑談したりしてオンライン飲み会を楽しみました。たくさんの方にご参加いただき、盛り上がりました!
No.33 酒と地域主義(2)
(2021年1月6日開催)
昨年末開催の「酒と地域主義」(→2020年12月の報告)の第2弾。今回は参加者の皆さんで酒と地域について対話しました。
- 京都の出汁文化は北海道産の昆布なしではありえない、地産地消とは違った価値観
- 醤油の味の地域性、九州の醤油は甘くてぶりに合う
- お酒を飲むのはは造られたところから近ければ近いほどよい。フランスで買ってきたワインを日本で飲んだらあまりおいしく感じられなかった
- 味にばらつきがあるとクレームがあり無化調ラーメンが化学調味料で調整するエピソード
- 寺田本家、揺れ幅が大きい酒の味でもそれがまた魅力
- 温度管理する酒造りは風土からかけ離れるか? 安全醸造には温度管理は不可欠
- 熊本の赤酒、酒の地域的多様性、気候を反映している。どのようにして今の清酒に集約されたのか
- 鬼滅効果でお屠蘇が流行る?
- 文化は県よりもっと小さい単位、江戸時代までの国とか藩
- 正暦寺の菩提酛、地域性に加えて歴史性がある
などなど対話が進みました。
テーマに沿ってただ話し、ただ聴くという対話のスタイルは、明確な結論を出すものではないけれど、参加者それぞれの記憶の片隅に対話の跡がのこり、それぞれの人生の一部になっていくのです。そういった意味で、とても良い時間が過ごせました。
参加者募集しています!
ご興味を持たれた方は、お気軽にご参加ください! FacebookページかTwitter、お問合せフォームからメッセージをお願いします。
日本酒・酒文化を軸にして、酒を飲みながら(飲まなくてもOK!)対話を楽しむのがこのイベントです。ルールは相手の話を聞く、知識よりも体験や考えてることを話す、泥酔しない、ネガティブな発言・故意に人を傷つけることを言わない、だけです。