オンライン日本酒イベント「日本酒うんちく手帖」No.30 暖かいところで酒を造る イベントレポート
ハワイ・台湾・ブラジルなど暖かい地域で造る酒のストーリー。1970年代に「日本の酒を世界の酒に!」と叫ばれた言葉。
イベントレポート
お酒を片手にうんちくを語り、対話するオンライン・イベント「日本酒うんちく手帖」。30回目はハワイ・台湾・ブラジルなど暖かい地域で造る酒のストーリーをお送りしました。1970年代に「日本の酒を世界の酒に!」と叫ばれた言葉は現在にも通じますね。
No.30 暖かいところで酒を造る
テーマは「暖かいところで酒を造る」。台湾・ハワイ・ブラジル・長崎・沖縄の酒造りについてお話しました。寒造りが前提の酒造りのなか、熱帯での醸造、現地の米や法律といった制約を乗り越えて珪藻土濾過やステンレスタンク、泡が少ない酵母などの技術、8時間労働で酒を造る労務管理が日本に逆輸入されたこと、それらをつなげた熱帯醸造家のネットワーク、1970年代に叫ばれた「日本の酒を世界の酒に!」という熱い言葉、胸アツな内容でした。
イベントでお見せしたスライドからいくつかを抜粋して掲載します。
フリートークでは、こんな話題で盛り上がりました!
- 海外での清酒の消費主体の変遷
- 20世紀はじめに輸出された日本酒はどんな味だったんだろう
- 気候に合わせた酒質(酸味の強さとか)だったのだろうか
- フランスで絶賛の神亀
- ルクセンブルクでの日本酒流通事情
- フランスでは初心者が吟醸酒を好み、そのあと味わいの複雑な酒を好むようになる傾向
- 安定の獺祭が海外市場で果たした役割
- 日本文化にあまり興味がない在外邦人
- いいものやおいしいものを食べる機会を平等にできるか
- 都会の高級なレストランと産地で食べる新鮮な食材を使った料理
- オーセンティックな消費は自分の中のオーセンティック性を確認するため
- 劣化臭を学んでから劣化臭が苦手になった、知らない友人はおいしいと言って飲んでいる
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これまでの、日本酒うんちく手帖の内容もご覧ください!