オンライン日本酒イベント「日本酒うんちく手帖」2020年11月(No.26-29 馬乳酒・酒米・燗酒の科学)
オンライン日本酒うんちく手帖、No.19からNo.29までの内容をご紹介します。随時参加受付中です。
日本酒コンシェルジュ通信のオンライン日本酒イベント「オンライン日本酒うんちく手帖」はおかげさまで29回開催することができました。皆さんのおかげです! 多様な話題で盛り上がりました。
11月11日のNo.28では久しぶりにグループ・テイスティングをやりました。コロナ禍以降、はじめての開催です。参加者の方の提案から実現しました。今後も折に触れて実施します!
2020年11月の「オンライン日本酒うんちく手帖」
No.26 馬乳酒(2020年11月4日)
世界の酒を、醸造酒・蒸留酒・混成酒ではなく、穀物の酒・果実の酒・乳の酒という切り口から俯瞰で捉えようという企画でした。Umioがモンゴルの草原で飲んだ馬乳酒のテイスティングノート、モンゴルでの馬乳酒の造り方や飲み方、結婚するときに両家の馬乳酒を合わせること、馬乳酒でのおもてなしの作法、モンゴルの食文化についてお話しました。
続く対話では、アイヌのどぶろく、金亀の磨き違い、菊正宗のギンパック、波瀬正吉、など多様な話題で盛り上がりました。このあと海外含めて手に入りやすい酒でみんなでテイスティングしようという話になって次回の「グループ・テイスティング」に続きました。
No.28 酒米(2)有名な酒米をおさらい(2020年11月18日)
目指せホワイトうんちく! 今週のオンライン日本酒うんちく手帖のテーマは「酒米(2)」。122の酒米の生産量と地域、そして生産量上位6位(山田錦・五百万石・雄町・美山錦・秋田酒こまち・吟風)の特徴をおさらいしました。
その後のフリートークでは、幼少時の食生活と味覚、おとなになってから食べられるもの、北海道産酒米と道民の誇り、品種改良の歴史、気候変動と栽培品種、米の特性と酒の味の関係、品種の名前とパテント、米離れした若者が日本酒を飲んで懐かしさより違和感、農家にとって酒米を栽培するメリットはなにか、米の特殊性、炊飯時の吸水、酒を飲みながら酒を使ったお菓子を作る、酒粕の使い方、みりん粕、みりんのカクテル、パリでみりん売ってるよ、ブラジルの酒カクテル、欧州で栽培されるゆず、地域主義、米を作って酒を造る、The Shotのイメージ、瓶か缶か、などなど大変盛り上がりました。地域主義・みりん・カクテルなど今後のテーマになりそうなアイデアがたくさん出ましたね!
No.29 燗酒の科学(2020年11月25日)
温度帯による日本酒の味わいの変化などについてお話ししました。燗酒の魅力から、味や風味の構成要素の復習、そして、体温に近い今度で一番甘味を感じること、燗酒にすると日本酒の酸味成分の感じ方が上がることなどを、テイスティングの実例を交えながら学びました。
続く対話では、燗冷ましがおいしい酒とそうでない酒。(おいしい例の方が多かった)。どんな温度で温めてもおいしい例、ピンポイントでよくなったり味が離れたりする例。加水燗。地産地消はすでに当たり前?その先のエシカルでサステナブルな酒造り。燗酒にしても吟醸香が残るような酒ができる酵母。熟成して椎茸感が出てくる酒。だし割り。フランスで栽培される椎茸、ノルマンディーで作られる鰹節。Dave Chang の豚肉ぶし。などなど。
お気軽にご参加ください!
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日本酒・酒文化を軸にして、酒を飲みながら(飲まなくてもOK!)対話を楽しむのがこのイベントです。ルールは相手の話を聞く、知識よりも体験や考えてることを話す、泥酔しない、ネガティブな発言・故意に人を傷つけることを言わない、だけがルールです。