No.39 熟成酒|日本酒を片手に対話する「日本酒うんちく手帖」イベントレポート
日本酒の熟成古酒をテーマに開催したオンライン・イベント。たくさんの方にご参加いただき、盛り上がりました!
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No.39 熟成酒
2021年6月2日開催の「オンライン日本酒うんちく手帖」のテーマは「熟成酒」、ゲストに長期熟成酒研究会事務局長の伊藤淳さんをお迎えしてお届けしました。
伊藤さん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
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まずは日本酒コンシェルジュ江口から、熟成酒の素晴らしさ、古酒・熟成古酒など言葉の説明、複雑な香味が出るメカニズム、老香と熟成香、熟成酒のタイプ、熟成酒の歴史を駆け足でお話した後、伊藤さんから「自家熟成」についてのお話をいただきました。
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伊藤さんからは、人の一生より長く生きる古酒は世代で引き継ぎながら自家熟成でたどり着く、飲み時は自分で決めてほしい(蔵からでたときは蔵の味、その後は熟成した人の味)、低温熟成と常温熟成のこと、老香をオフフレーバーとして捉えるより、それを遊びに使うなど、自家熟成にチャレンジしよう!とのお話をいただきました。
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その後の質疑応答では、貴醸酒の熟成酒の話、短期間の加温熟成と長期熟成では余韻の長さに違いが出る、家にある20年の酒は自身を持って保存を続けよう、熟成古酒という言葉は保護されるべき、消費者にもわかりやすく、研究会では上槽日を表記することでビンテージがわかるようにしている、樽香と日本酒らしさのバランス、韓国人はコチュジャンをつけたお刺身を食べる時コチュジャンの味を引いて味わうし、日本人は同じようにわさびの味を引ける、同じようにどのような木の香りに親しんでいるかで引き算が違うかも、海外バイヤーに熟成酒で買い負ける日本、熟成は次の世代のため、100年熟成酒の取り組み、など深くて広い話で盛り上がりました。
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日本酒を片手に対話しましせんか?
「オンライン・日本酒うんちく手帖」は隔週水曜日に開催しています。開催予定はTwitterやFacebookページで告知していますので、「参加したい!」と思った方はお問合せフォームか各種SNSのアカウントよりご連絡をいただければと思います。
これまでの開催内容
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