日本酒を片手に対話する「日本酒うんちく手帖 No.38 日本酒カクテル」イベントレポート
日本酒コンシェルジュがテーマに沿ってお話した後、酒を飲みながら対話するオンライン・インベント。「日本酒カクテル」の回をレポートします。
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日本酒コンシェルジュがテーマに沿ってお話した後、酒を飲みながら対話するオンライン・イベントを開催しました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
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No. 38 日本酒カクテル
5月19日開催の「オンライン日本酒うんちく手帖」のテーマは「日本酒カクテル」でした。日本酒コンシェルジュの江口が体験した素晴らしい日本酒カクテルの話、1930年代から続くアメリカ・日本での日本酒を使ったカクテルの話、燗酒から冷酒への流れの中で「サムライ」などのカクテルの取り組み、現在のMotozake、ぽんしゅグリアなどについてお話しました。
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対話では、日本酒カクテルの是非や可能性を語り合いました。
80年代のサムライなどのカクテルは増醸酒がベースだった、日本酒はすで香味のバランスが取れているので足し算のカクテルには向きにくい、蒸留酒の代わりにするのは難しいのでは? 韓国でも若い人がマッコリを飲まなくなり、フルーツマッコリがある、日本にも輸出。
日本酒はご飯なので食べるものと合わせるのがいいものだから、カクテルよりも料理。蔵元さん・造り手の中には、消費者がなにもやってもいいという考えと、ストレートで飲んでほしいという考えで分かれる。お酒はご飯、わかる、そしてカクテルはふりかけ?
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参加者のカクテルの体験として、だし割り、燗酒のほうがプラスアルファの余地がある、過熟なお酒にフレーバーティをいれると単体よりよくなった、いりこ酒、うま味の相乗効果、熟成酒にクローブなどのスパイスを入れる、辛すぎる酒にはちみつとヨーグルトで味変、すだちの皮をちょっと入れる、ハーブウオーター・フルーツウオーターの香りをやさしくふくらませるのはスピリッツより日本酒、香りを引き出す度数の高いアルコールとは違う役割。
このあと、お酒の規制の話に。フランスでもワインが売れないのでフルーツ入りの物が結構売れている。CMなど厳しい。(文化のある)ワインというだけですべてを許すという風潮も変わりつつある。日本の緊急事態宣言下でのアルコール規制の背景にも、アルコールに対する認識の変化が影響しているのではないか? など。
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日本酒を片手に対話しましせんか?
「オンライン・日本酒うんちく手帖」は隔週水曜日に開催しています。開催予定はTwitterやFacebookページで告知していますので、「参加したい!」と思った方はお問合せフォームか各種SNSのアカウントよりご連絡をいただければと思います。
これまでの開催内容
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