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富鶴 あらばしり 生酒|日本酒テイスティングノート

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

滋賀県にある愛知酒造のお酒「富鶴」。10度位の温度帯で。

淡い山吹色のお酒です。いい色です。どっしりとした口当たり、透明感と蜜のニュアンスを感じるテクスチャ。強いアタック。口に含むと丸い、熟成を感じる甘味。しっかりした酸味。アルコールの刺激。味が乗っている酒。

含み香は熟成感のあるナッティーな香り。カシューナッツ・殻付きアーモンド・アプリコット・少しメロン・ザラメ・長時間漬け込んだリンゴの蜜・和三盆・はちみつ・少しヒノキの香り。切れはよい。余韻は長く、はちみつ・カシューナッツ・ザラメの香り。透明感のある甘味。

少し温度が上がると(20度位)、メロンの香りがやや支配的になり、透明な甘味と相まってキラキラ感を演出。余韻にもキラキラ感が感じられるように。

瓶詰めが3月の生酒、酒販店で2〜3ヶ月冷蔵庫に保管されていたものです。よい具合に熟成されていました。搾りたての生酒も飲んでみたいですね。

鯉のあらいとあわせる

鯉のあらいと合わせました。鯉を低温調理したもので、コリコリとした食感が特徴的です。

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酒の酸味が鯉のあらいの味を引き立てました。とてもよく合う組み合わせでした。

鮒鮓とあわせる

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地酒には地のものを合わせる。ということで鮒鮓です。このお酒は鮒鮓のコクと酸味に負けないしっかりとした味わい。酒が鮒鮓の香りを包み込みます。打ち消すという意味ではなく、引き立てながら寄り添う感じです。そして、酒のはちみつの香りが引き立ちます。

鮒鮓のいいだけと合わせてみると、はちみつを入れたヨーグルトのような味わいと香り! 鮒寿司好きの方にはぜひ、オススメしたい楽しみ方です。

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滋賀県愛荘町の「魚与」にて。

2018-07-06追加!

燗酒を試しました。

50度位の燗酒で

やわらかでまろやかになります。少し苦味が目立ちます。
お風呂感、冬の寒い日に温かいお風呂に入ったときのようなじわっとした気持ちよさ。味が膨らみますが、苦味が気になります。切れた後もじわっとしたお風呂感を楽しめます。

50度から燗冷まし40度位で

そのまま40度まで冷ましました。甘味とうま味が増して、苦味が気にならなくなります。丸い甘味とカシューナッツの香り。米の香りが広がります。切れた後の苦味とアルコールの刺激は依然として残ります。

(テイスティング日: 2018年6月9日)

ラベル情報

  • 富鶴 あらばしり 生酒
  • 〈醸造元〉 愛知酒造(滋賀県愛知郡愛荘町)
  • 〈仕込み水〉 -
  • 〈原料米〉 -
  • 〈精米歩合〉 -%
  • 〈特定名称/種別〉 -
  • 〈アルコール度数〉 19度
  • 〈原材料〉 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
  • 〈製造年月〉 2018-03

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