東光 純米吟醸原酒|日本酒テイスティングノート
〈日本酒レビュー〉丸い甘味が印象的、穀物とフルーツを感じる豊かな香りの酒。
1597年に創業した小嶋屋総本店の「東光」。特筆すべきは、この蔵の風土を活かした酒造りの姿勢。仕込み水として使っている地下水の温度は11度。東光の推奨飲用温度も11度である。温度もまた、テロワールなのだ。原料米も契約栽培に取り組み、農家の多くを冬季社員として迎えている[1]。伝統的な杜氏制度のもと「米を作り、米を知る蔵人」がいた時代のエッセンスを継承しているのだ。
丸い甘味が印象的、穀物とフルーツを感じる豊かな香り
上立ち香に甘い香り、やや熟成を感じる蜂蜜の香り。とろりとやわらかく入り、丸い甘味、酸味が来る。やや乾いた印象。香りはザラメ、道明寺粉、メロン、すだち、ほのかに干し草。余韻はヨーグルトの香り、酸味が口の中を上るイメージ。うま味と苦味が残る。
キャロット・ラペに合わせた。本場のそれである。両者にある蜂蜜の香りと酸味が同調してよく合った。
(テイスティング日: 2018年2月24日)
ラベル情報
商品名 | 東光 純米吟醸原酒 |
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醸造元 | 小嶋屋総本店(山形県米沢市) |
特定名称・種別 | 純米吟醸酒 |
原材料 | 米(国産)、米こうじ(国産米) |
酒造年度 | -BY |
原料米 | 山形県産米100% |
精米歩合 | 55% |
酵母 | - |
仕込み水 | - |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度 | -4 |
酸度 | - |
アミノ酸度 | - |
製造年月 | 2017-12 |
杜氏 | - |
その他情報 | https://www.sake-toko.co.jp/product/category02.php#item03 |
商品ページ | - |