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台湾の気候を感じながら飲みたい「啵啵氣泡清酒(荔枝口味) ポッポッ Sparkling Sake」世界のSakéテイスティングノート

日本酒コンシェルジュ Umio 江口崇 日本酒コンシェルジュ Umio 江口崇

台湾の気候を感じながら飲みたい

台湾最大の酒類メーカー、TTLのSparkling Sake。ライチ味。原料には米・ライチ酒・米麹・ライチ果汁・醸造用アルコール。この前に飲んだ「プレーン」の方はすこし米を感じられたけど、ライチ味になると、ライチの清涼飲料水のよう。甘くて、酸味とガスが爽やかで余韻のライチの香りがよい。冷製のベーコンやソーセージとよく合った。この甘味と原色感のあるニュアンス、夏の台湾で空気や風を感じながら現地の料理を食べながら飲みたい。

2018年に、ブラジルの酒造メーカー、Azuma Kirinの瓶入りスパークリングSakeに出会った。缶や瓶で開けたらすぐ飲めるカクテル的なアルコール飲料の需要が、ブラジルをはじめ世界的に急増しているなかで開発された新製品だ。その数ヶ月後に台湾・桃園にあるTTL(Taiwan Tobacco & Liquor)を訪問したら、ここでも瓶入りフレーバースパークリング飲料をみつけたのだ。

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このような飲料がストレートで酒を飲む飲酒行動につながるかどうかはわからないが、酒類業界のトレンドにいち早く乗るフットワークの軽さがある。調べたら国内でもこのようなフレーバー付き日本酒飲料が発売されている。いくつか試してみたいと思った。

テイスティングノート

12°C、フルートグラスで

やわらかに入り、酸味と炭酸が爽やか。後味にしっかりとライチの味がする。果汁入り清涼飲料水のよう。とても甘くてボールドな味わい。クエン酸のような酸味に少し苦味で切れはよい。アルコールと米のニュアンスはほとんど感じられない。泡がもっとほしいと思った。泡は大きくて、すぐに無くなる。台湾に行って、気候を感じながら飲みたいと思った。

ペアリング

冷製でいただくベーコン、テリーヌによく合った。脂を切るし、後口のライチの甘い香りが料理の余韻と合うのだ。シウマイとの相性もよかった。

(テイスティング日: 2020年9月9日)

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ラベル情報

啵啵氣泡清酒(荔枝口味) ポッポッ Sparklig Sake

  • 〈醸造元〉 臺灣菸酒股份(臺北市中正區)
  • 〈仕込み水〉 -
  • 〈原料米〉 蓬莱米
  • 〈精米歩合〉 -
  • 〈杜氏〉 -
  • 〈特定名称/種別〉 再製酒類
  • 〈アルコール度数〉 4度
  • 〈原材料〉 蓬莱米・茘枝酒・米糀・茘枝濃縮汁・醸造酒精・高果糖糖漿・檸檬酸
  • 〈製造年月〉 2018-10-04