くどき上手 出品大吟醸古酒10年|日本酒テイスティングノート

〈日本酒レビュー〉生活感のない美魔女感が漂う長期熟成酒です。本当は苦労しているけど、その苦労をにじませないほどの美しさがあるお酒です。

くどき上手 出品大吟醸古酒10年|日本酒テイスティングノート

生活感のない美魔女感が漂う長期熟成酒です。本当は苦労しているけど、その苦労をにじませないほどの美しさがあるお酒です。

上立ち香はリンゴの香り。低温で丁寧に熟成させるとこうなるんだ!口に含んでから切れて余韻が残るまでの曲線が美しいお酒です。最初、思ったより丸みはなく、しっかりした酸味でシャープに感じます。熟感のある甘味は酸味の後に訪れます。コクのある味わいです。

甘いハーブ、アニス、メロン、花の蜜、和三盆の香り。吟醸酒特有の収斂感がややあります。余韻はやや長め。酸味とアルコール感がジワリ。アニスの香りとみつの甘味が残ります。

温度が上がると、メロンの香りが主張してきて、グラニュー糖のような甘味も感じます。

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京都の「旬味旬彩 太一」でいただきました。片口から小さな柄杓で酒を注ぎます。外国人観光客が多いとのこと。この提供方法はウケそうです。

(テイスティング日: 2018年5月27日)

ラベル情報

商品名くどき上手 出品大吟醸古酒10年
醸造元亀の井酒造(山形県鶴岡市)
特定名称大吟醸酒
原材料米、米こうじ、醸造アルコール
醸造年度-BY
原料米山田錦100%
精米歩合35%
酵母小川10号・山形KA
アルコール度数17-18度
日本酒度+3
酸度-
アミノ酸度-
製造年月2017-11
杜氏-
その他情報出品大吟醸酒 1℃冷蔵庫にて10年貯蔵管理
商品ページ-

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