黒龍 純吟|日本酒テイスティングノート
〈日本酒レビュー〉とても上品で曲線の美しい酒。透明感があり、フルーティーながら米のニュアンスもしっかり。
グルメ師匠の和三盆さんに連れられて、高松に先月にオープンしたばかりの「茶飯」にてちょい呑み。女将はお茶とご飯のお店がしたくて開いたとのこと。日替わりで色々な米を楽しめる、米好きにはたまらないお店。福井県の新しい品種「いちほまれ」も取扱いがあり、心がざわついた。今年、いちほまれの妹分で酒米の「さかほまれ」もリリースされたこともあり、出会いを感じた。
店内は2010年代らしい割烹的カフェ的なインテリア。清潔感とキッチリ感があり、薬缶や器のセレクションにセンスを感じる。
とても上品で曲線の美しい酒
頼んだお酒は米つながりで福井県の酒「黒龍 純吟」。温度帯は10度位。やさしく軽やかに入り、しっかりと味が広がり、きゅっと切れる、美しいお酒。とても上品で透明感のある曲線の美しい酒、でも主張しすぎない、控えめな性格。
おちついたフルーティーな香り。杏、メロン、白玉粉、柑橘ピール。そしてその奥に米の甘さを連想させるような、ライトで甘さ控えめのミルク飴の香り。アルコールの刺激が舌にピリピリ。苦味でよく切れて、余韻は長い。
卵焼きに合わせる
卵焼きに合わせる。卵焼きのうま味と塩味が酒のミルキーな香りと米の甘味を引き出した。こういう料理によく合う酒だ。
このあと玄米おにぎりをいただいた。香り高さとおいしさに満足。次回は米と燗酒を合わせて楽しみたい。
(テイスティング日: 2018年12月13日)
ラベル情報
商品名 | 黒龍 純吟 |
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醸造元 | 黒龍酒造(福井県吉田郡永平寺町) |
特定名称・種別 | 純米吟醸酒 |
原材料 | 米(国産)、米麹(国産米) |
酒造年度 | -BY |
原料米 | 福井県産五百万石100% |
精米歩合 | 55% |
酵母 | - |
仕込み水 | - |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度 | ++4.0 |
酸度 | - |
アミノ酸度 | - |
製造年月 | 2018-11 |
杜氏 | 澤田裕規 |
その他情報 | - |
商品ページ | http://www.kokuryu.co.jp/brew/kokuryu/jungin.html |