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川鶴「讃州おいでまい 純米原酒」日本酒テイスティングノート

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

香川県観音寺市にある川鶴酒造の「川鶴 讃州おいでまい 純米原酒」。県外では手に入りにくいお酒です。今回は日本酒フェア2016で購入しました。

宴をともにしたのは香川出身の妻と、香川歴が長くネイティブレベルの讃岐弁を話す妻の友人。

香川県オリジナルのお米「おいでまい」

原料米は「おいでまい」。平成25年にデビューした香川県オリジナルの飯米です。郷土愛あふれるネーミングです。

一般財団法人日本穀物検定協会が毎年実施している「米の食味ランキング」によると、平成25年産の「おいでまい」は「特A」と評価されています。新潟魚沼産コシヒカリと同じ最高ランクの評価です。

川鶴 讃州おいでまいの味と香り

力強いけど優しい口当たり、みかんの香り、しっかりとした酸味とうま味が特徴のお酒です。

川鶴讃州おいでまい純米原酒

香りはやや強く、柑橘の香りが主体です。そのほかリンゴやみかん、メロンのような果実の香り、乳酸菌飲料の爽やかな香り、ローズマリーやミントのような軽やかなハーブの香りも感じられます。

口当たりは軽やかでやわらかいですが、全体的に力強いアタック。軽快な甘味、力強いリンゴ酸やコハク酸の酸味、繊細な苦味、そしてしっかりとしたうま味が特徴です。

繊細な苦味でキレがよく、強い酸味がじわりと残る余韻を楽しめます。

ワイングラスで冷蔵庫から出してすぐ10度位の温度でテイスティングしました。開栓して30分程度です。

「まんばのけんちゃん」と合わせたい

「どんな料理と合うかな〜」という日本酒コンシェルジュの問いかけに妻の友人が発したのが「まんばのけんちゃん!」。「おお、それそれ」「うん、あわせたい」と満場一致。

「まんば」とは香川県にしかない野菜で、高菜に似た青菜です。「まんばのけんちゃん」は、まんばと油揚げ、豆腐などを炒め、いりこだしで炊いた讃岐の郷土料理です。

一般的な料理では、醤油と砂糖、だしを使った魚の煮付け、金時豆などに合わせたいと思いました。

今回は食後にキウイとチーズ、金時豆と合わせてみました。キウイはちょっとお酒の酸味が負けてしまいましたが、チーズと金時豆は良い相性でした。

川鶴讃州おいでまい純米原酒

昔ながらの讃岐の味

香川出身の妻のコメントは「法事とかで飲む昔ながらの懐かしい味」でした。讃岐出身で県外に住んでいる方は故郷を思い起こしながら、出身でない方は讃岐の風土を思い浮かべながら飲んでみてはいかがでしょうか。

(2016年6月25日)

ラベル情報

  • 商品名: 川鶴 讃州おいでまい 純米原酒
  • 醸造元: 川鶴酒造(香川県観音寺市)
  • 醸造年度: -
  • 原料米: 香川県産おいでまい
  • 精米歩合: 70%
  • 酵母:-
  • アルコール度数: 17
  • 日本酒度: +1
  • 酸度: 2.0
  • アミノ酸度: -
  • 仕込み水: 財田川地下伏流水
  • 杜氏: 寺谷 保(但馬流)
  • 瓶詰め: 2016-06

川鶴讃州おいでまい純米原酒 裏ラベル

参考資料