川鶴 純米酒 さぬきよいまい|日本酒テイスティングノート
〈日本酒レビュー〉軽やかで、柑橘のような酸味のお酒です。香川県の酒米「さぬきよいまい」を使った純米酒。
軽やかで、柑橘のような酸味のお酒です。香川県の酒米「さぬきよいまい」を使った純米酒。
ほのかな山吹色。乳酸系の上立ち香。口に含むと、柔らかくシルキー、すこし透明感。控えめな甘味のあと酸味が強くやってくる。すだちのような柑橘果汁を連想させる。香りは控えめ。ウリ、アプリコット、すだちの香り。ややミルク飴や白玉粉の香り。そこそこの切れ。余韻はやや短めで、苦味が強めに残る。アプリコットの香り。
醤油うどんの冷やにあうかも、と思ったが、うどん県のイメージに引き込まれたのかも。でも、私の頭のなかには、すだちを一絞りしたうどんの映像が浮かんだのです。
酸味のある料理と合わせてみた。
この酒を飲んでから、メニューとにらめっこ。小鯵の南蛮漬けと生タコのぬたを注文しました。方向性のちょっと違う酸味のある料理です。
まずは小鯵の南蛮漬け。酸味の強さが半音くらいしか違わないためか、酸味が喧嘩してしまいました。酒の苦味が強調されてしまいました。酒の強さが足りなかったのかもしれません。
生タコのぬたと合わせてみると、◎! 合う! おいしい!
ちょっと酒の苦味が気になるけれども、タコの風味に酒の控えめな甘味とうま味が寄り添い、ぬたの酸味・うま味・塩味が酒に骨格を与えます。酒がシャキンとします。酒の米々しさ、ミルキー感、シルキーな口上がりが料理を包み込むのです。
(テイスティング日: 2018年5月21日)
ラベル情報
商品名 | 川鶴 純米酒 さぬきよいまい |
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醸造元 | 川鶴酒造(香川県観音寺市) |
特定名称 | 純米酒 |
原材料 | 米(国産)、米こうじ(国産米) |
醸造年度 | -BY |
原料米 | さぬきよいまい |
精米歩合 | 58% |
酵母 | - |
アルコール度数 | 16度 |
日本酒度 | - |
酸度 | - |
アミノ酸度 | - |
製造年月 | 2017-06 |
杜氏 | - |
その他情報 | - |
商品ページ | - |