伊根満開 赤米酒 日本酒テイスティングノート
〈日本酒レビュー〉熟成したフルーツの酸味とほのかな苦味に支えられ、軽く爽やな甘味。ベリー系の香りから、チョコレートに合わせたい!と思いました。
日本酒レッスンのフランス惣菜の会の企画を考えている時に真っ先に思いついたのが赤い日本酒、伊根満開。
京都府北部の伊根町にある向井酒造さんが地元の赤い古代米を使って醸したお酒です。
見た目からとろみのある口当たりを予想しましたが、思ったよりサラリとしていました。さわやかです。
クランベリーやブルーベリー、カシスなどのベリー系の甘酸っぱい香りが主体で、その奥から煎った米の香りをほのかに感じました。
日本酒度は-18と超甘口ですが、熟成したフルーツの酸味とほのかな苦味に支えられ、軽く爽やな甘味。
ベリー系の香りから、チョコレートに合わせたい!と思いました。ミルクチョコレートよりも、カカオの香りが高いビターな味のチョコレートと合わせたい。
その後、北野天満宮近くの日本酒にこだわる焼き鳥屋、トリイロさんにて伊根満開を発見!
一緒にいただいた伊根満開の赤い酒粕使ったアテでは酒粕に残るベリーの香りとクリームチーズのマリアージュを楽しみました。
実はわたしはまだ伊根満開以外の向井酒造さんのお酒を飲んだことがないのですが、飲まねば!と思いました。
テイスティングメモ
- 香り: やや強い
- 上立ち香: ベリー系の甘酸っぱい香り、カシス、煎った米
- 含み香: ブルーベリー、はちみつ、花の蜜、紅茶
- テキスチャー: やわらかな口当たり
- 甘味: 軽く、さわやかな甘味
- 酸味: 落ち着いた、熟成したフルーツの酸味
- 苦味: ほのかな苦味
- 後味: 甘みがまったりと残り、酸味がじわりと残る。両方とも心地良い残り方。赤ワインに漬けたオレンジピールの香りの余韻
ラベル情報
- 原料米: 伊根町特別栽培の古代米、京都府産五百万石
- アルコール度数: 14-15度
- 日本酒度: -18
- 酸度: 6