扶桑鶴 純米にごり酒|日本酒テイスティングノート

〈日本酒レビュー〉軽やかで辛口、米を感じるテクスチャー。夏に冷やして飲みたい清涼感のあるにごり酒です。

扶桑鶴 純米にごり酒|日本酒テイスティングノート

猛暑が続くと、にごり酒が飲みたくなりますね。最近、にごり酒のソーダ割りやビール割りが流行っていますね。この日も、にごり酒を2杯いただきました。

にごり酒のビール割り

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一杯目は久保本家酒造の「生酛のどぶ」のビール割り。米のコクとビールの軽快さがよく合っていました。家でもやってみようと思ったくらいです。

濁酒をビールで割るのはかなりトラディッショナルなスタイルで、少なくとも1946年には存在していたようです。山田風太郎の『戦中派焼け跡日記』には、このような記述があります。

この冷たき麦酒に乳のごとき濁酒割りて痛飲するに美味きこと耐え難し。火鉢に依りて、快飲また快飲、畳にこぼれしを口つけて吸いしを記憶す。

この日は友人とともに忘年会。山田風太郎は一升以上の酒を飲み、記憶をなくして朝を迎えたそうです。

二杯目は扶桑鶴のにごり酒

そして、2杯目もにごり酒。選んだ銘柄は扶桑鶴です。

軽やかで辛口、米を感じるテクスチャー。夏に冷やして飲みたい清涼感のあるにごり酒です。

爽やかでまろやか。清涼感と透明感がある。やわらかで米を感じるテクスチャー。甘味は控えめでしっかりとした酸味が広がります。ややガス感も。アルコールの刺激、青草の香り、ほのかにアプリコットの香り、柑橘ピールの香り。余韻には米のニュアンスが存在感。ライトな甘酒のような印象。うま味も感じられる。

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肝の焼き鳥、たれ、に合わせました。酒とタレの味わいが拮抗し、並走します。また、レバーのマットなテクスチャーと酒の濁りが同調します。合わせてよかった料理です。

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(テイスティング日: 2018年8月14日)

ラベル情報

商品名扶桑鶴 純米にごり酒
醸造元桑原酒場(島根県益田市)
特定名称純米酒
原材料米(国産)、米こうじ(国産米)
酒造年度-BY
原料米-
精米歩合70%
酵母-
アルコール度数16度
日本酒度-
酸度-
アミノ酸度-
製造年月30-03
杜氏-
その他情報-
商品ページ-

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