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不老泉 山廃仕込 純米吟醸 滋賀渡船 無濾過生原酒 25BY |日本酒テイスティングノート

日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio 日本酒コンシェルジュ 江口崇 aka Umio

最近、貴醸酒にハマった妻のために、「次はこれでどうだ!」と買ってきたのが「不老泉 山廃純米吟醸 渡船」。滋賀県高島市にある上原酒造のお酒です。

「渡船」というお米は古くから滋賀県で栽培されているお米で、有名な酒米「山田錦」のお父さんにあたります。昭和30年代を最後に生産されなくなっていましたが、平成16年に県が保存していた種子から栽培が復活、分析したところ酒造りにとても適したお米だということが分かりました。

あらまし

今回はワイングラスでテイスティング。

チーズや発酵バターのようなふくよかな香り。滑らかでどっしりとした分厚い口当たり。クリーミーで酸味の強い後味。フルボディーのしっかりとしたうま味を堪能しました。肉料理やホワイトソースを使った料理のほか、ババロアやブランマンジェ、ミントを添えたチーズケーキにも合わせたいお酒です。

とくに発酵バターのような強い香りには驚きました。大好きな香りです。お菓子を作る時のバターをこねる工程で上がってくる感じを思い出しました。

テイスティングメモ

外観

透明でやや山吹色で中程度の粘性

香り

豊かで厚みのある複雑な香り。チーズ、発酵バター、サワークリーム、青草の香り。

まろやかで芳醇な味わい。うま味のしっかりしたフルボディ。やや弱い酸味。長めの後味。

参考文献

「滋賀県生まれの幻の酒米「滋賀渡船」復活 米と清酒の地域ブランド目指す」産学連携ジャーナル 2009年12月号