五百万石の子どもたち〈酒米の系譜〉
山田錦につぐ生産量を誇る五百万石の子孫にあたる酒米の系譜をご紹介します。
山田錦につぐ生産量を誇る五百万石の子孫にあたる酒米の系譜をご紹介します。
生産高2位の酒米「五百万石」
五百万石は山田錦に続く生産量を誇る酒米です。新潟県を中心に20府県で栽培されています。割合で見ると新潟県が全体の約半分を占めています。
★ 関連記事→ 酒米を銘柄別で見ると山田錦、五百万石、美山錦で7割近くに
新潟県の奨励品種になった1957年に県の米の生産高が500万石を超えたことから命名されました。
五百万石は粒が小さいが心白が大きいのが特徴です。すっきりとした味わいの酒になりやすいお米です。
五百万石の子孫の系譜
下の図で、名称の前に「🍶」が付いているのが、平成27年度の「米穀の農産物検査結果」で「醸造用玄米(=酒造好適米)」として集計されているものです。
また、五百万石以外の親は省略されています。五百万石は山田錦や美山錦とを交配されるケースが多いです。省略された親に興味がある方は酒米の系譜図をご覧ください。
また、五百万石の祖先には生産量4位の酒米雄町や亀の尾があります。
👉 参考記事→ 酒米の系譜〈山田錦、五百万石、美山錦、雄町〉
参考資料
- 米穀の農産物検査結果 - 農林水産省
- イネ品種・特性データベース
おすすめ日本酒の本
日本酒や酒米の勉強をするのに役に立った本をご紹介します。
ブルーバックスの『日本酒の科学』和田 美代子 (著), 高橋 俊成 (監修)
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田崎真也さんの『No.1ソムリエが語る、新しい日本酒の味わい方』
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