竹生嶋 かじや村 純米原酒 ひやおろし|日本酒テイスティングノート

〈日本酒レビュー〉古酒のようなコクと長い余韻がじわりと感じられるボディー感のあるお酒です。

竹生嶋 かじや村 純米原酒 ひやおろし|日本酒テイスティングノート

古酒のようなコクと長い余韻がじわりと感じられるボディー感のあるお酒

古酒のようなコクと長い余韻がじわりと感じられるボディー感のあるお酒です。

外観はやや濃いイエロー。いい色です。強いアタック、飴のような甘さ、乳酸の強い酸味。香りは炊いた米、飴、すだち、紅茶、乳酸菌飲料。口の中を酸味が広がっていくさまを感じながら、切れていく。長い余韻。うま味がまろやかに残り、煎茶のような苦味も寄り添う。ほのかに干し椎茸、すだちの香り。

スモーク、焼き物と合わせたい

スモーキーな香りがしっかりと付いたベーコンを炙ったもの。炭火で焼いた焼き鳥(塩)、炒った銀杏など、濃厚な味わいとまったりとした油脂がありスモーキーな食材に合わせたい。

酒造りは米作りから

農家の平井さんが育てた高島市安曇川町鍛冶屋村産の山田錦を使った純米酒です。平井さんの先祖は鍛冶屋さんだったそうで、鍛冶屋村という地名もそこから来ているとのこと。生産地をそのまま酒の名前にした、吉田酒造と農家とのつながりが見える、「酒造りは米作りから」を体現したお酒と言えるでしょう。

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(テイスティング日: 2017年10月13日)

ラベル情報

商品名竹生嶋 かじや村 純米原酒 ひやおろし
醸造元吉田酒造(滋賀県高島市)
特定名称純米酒
原材料米、米麹
醸造年度2016BY
原料米高島市安曇川町産山田錦100%
精米歩合65%
酵母協会701号
アルコール度数17度
日本酒度+1.5
酸度2.2
アミノ酸度1.7
製造年月29-10
杜氏西尾幸弘(能登)
その他情報2017年2月18日上槽、原料米栽培者: 平井貞夫・佐千夫親子
商品ページ-

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