純米原酒 琵琶のささ浪|日本酒テイスティングノート
〈日本酒レビュー〉滋賀出身の方が開いた、埼玉県の麻原酒造のお酒。華奢で素朴、米を感じるお酒です。
埼玉県の麻原酒造のお酒。「琵琶のささ浪」との銘柄名から、滋賀県の琵琶湖を思い浮かべるでしょう。そう、麻原酒造は滋賀県出身の麻原善次郎がはじめた酒蔵です[1]。近江商人が創業した蔵です[2]。北関東では近江商人が開いた酒蔵が多く存在します[3]。
故郷の近江・琵琶湖への想いが感じられるラベルです。
華奢で素朴、米を感じるお酒です
上立ち香は、メロン、ユリ、ほのかに青りんごの香り。粉砂糖のような甘味、酸味の刺激はやや荒め。きゅっとくる収斂感。アプリコット、白玉粉、オレンジピール、ローズマリーの香り。ほのかに炊いた米、干し草の香り。煎茶のような苦味で切れる。余韻はやや長め。柑橘のピール感とアプリコットの香り。
(テイスティング日: 2018年2月4日)
ラベル情報
商品名 | 純米原酒 琵琶のささ浪 |
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醸造元 | 麻原酒造(埼玉県入間郡毛呂山町) |
特定名称 | |
原材料 | 米(国産)、米こうじ(国産米) |
醸造年度 | -BY |
原料米 | - |
精米歩合 | 70% |
酵母 | - |
アルコール度数 | 18度 |
日本酒度 | +5 |
酸度 | 1.7 |
アミノ酸度 | 1.0 |
製造年月 | 2017-12 |
杜氏 | - |
その他情報 | 蔵出し年月 2018年1月 |
商品ページ | - |
近江商人が創業した関東の蔵元. 三方よし第28号. 2006年3月. p4 ↩︎
青木隆浩「近世・近代における埼玉県清酒業の形成過程」、経済地理学年報 / 43 巻 (1997) 2 号。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaeg/43/2/43_KJ00003729476/_article/-char/ja ↩︎