爽やかで米感がある「浅茅生(あさぢを) 純米 おり酒 みずかがみ」日本酒テイスティングノート@おさけ日和2018

〈日本酒レビュー〉日本酒の澱を集めた、活性おり酒。爽やかで米感がある。

爽やかで米感がある「浅茅生(あさぢを) 純米 おり酒 みずかがみ」日本酒テイスティングノート@おさけ日和2018

滋賀県大津市で開催される商店街飲み歩きイベント「おさけ日和」を歩いてきた。JR大津駅からしばらく歩いて商店街に入る。どの方向からも入れるけど、たまたま最初のブースは「浅茅生」を醸す平井商店になった。アーケード街の中にあって、創業350年の歴史ある酒蔵だ。

一杯目ということで、ガス感のある活性にごり酒を選んだ。きめが細かくきれいな白さ。ガス感と酸味が爽やかさを感じさせる。バーベキューで飲みたいお酒だ。

そしちゃんと米を感じさせる。ライチや乳酸菌飲料、白玉粉、アプリコットの香りがあって、切れがよく余韻も長めなのがいい。

厳密には、これはにごり酒ではなくて、お酒を搾ったあとの澱(おり)だけを集めた「おり酒」だ。搾りの工程では米が溶けた状態の「もろみ」を漉して、液体の酒と個体の酒粕に分ける。けれども液体の方にはまだ微細な個体が残っている。これが澱だ。

搾った酒をタンクにしばらく置いておくと澱が沈殿するので、それを取り除く作業を行う。「澱引き」という。この澱を集めたものが「おり酒」だ。対して「にごり酒」は、もろみにある米の小さな欠片がすり抜けるような、目の粗いざるなどで濾す方法をとる。

見た目は似ているけど、最後の処理の方法が違うというわけだ。この違いから、おり酒のほうがきめの細かいものになりやすいと考えられる。今回のんだおり酒は確かにきめが細かいものだった。

テイスティングノート

きれいな白さ。爽やかで米感がある。口に含むと酸味とガス感が広がるのがよい。ライチや乳酸菌飲料(スポロン)・白玉粉・アプリコットの香り。軽やかな甘味に米のニュアンスを感じる。よく切れて、余韻は長め。酸味とガス感、その後、なめらかでミルキーな後口が来る。

よく冷やして、できれば野外でバーベキューを楽しみながら飲みたい酒だ。

(テイスティング日: 2018年5月27日)

ラベル情報

浅茅生 純米 おり酒 みずかがみ

  • 〈醸造元〉 平井商店(滋賀県大津市)
  • 〈仕込み水〉 -
  • 〈原料米〉 みずかがみ、滋賀県産米100%使用
  • 〈精米歩合〉 55%
  • 〈杜氏〉 -
  • 〈特定名称/種別〉 純米酒
  • 〈アルコール度数〉 17度
  • 〈原材料〉 米・米麹
  • 〈酒造年度〉 2017BY
  • 〈製造年月〉 H30-05