「日本酒の地域性を探るワークショップ」についてお話しました

産学官民メンバーの異分野コミュニティ「関西ネットワークシステム(KNS)」定例会の大プレゼン大会で「日本酒テロワールキャノンボール」についてプレゼンいたしました。

「日本酒の地域性を探るワークショップ」についてお話しました

昨年に引き続き、関西を中心に活動する産学官民メンバーの異分野コミュニティ「関西ネットワークシステム(KNS)」定例会の大プレゼン大会で、日本酒コンシェルジュUmioが「日本酒テロワールキャノンボール(現 Local Saké Cannonball ローカル・サケ・キャノンボール)」についてプレゼンいたしました。

日本酒テロワールキャノンボールは日本酒コンシェルジュ通信が主宰する、全国の地酒をテイスティングして日本酒の地域性を探るワークショップです。

こちらは当日使用したスライドです。

日本酒の地域性を探るワークショップ from Takashi Eguchi

日本酒テロワールキャノンボール

まず、日本酒の地域性を探るワークショプ「日本酒テロワールキャノンボール」のコンセプトと進行についてお話し、その後にファシリテーションで気を配っていること、ワークショップの成果をお話しました。

グループ・テイスティング

ポイントは2点。ひとつは、テイスティングを通して日本酒の地域性を探るという目的のために参加者の立場や経験に左右されないフラットな議論ができる空気感を保つために気を配ったこと。もう一つはワークショップを重ねる中で発見した「グループテイスティング」の成果です。

同じ時間と場を共有しておこなう「グループテイスティング」では、参加者の表現力が向上しました。テイスティングコメントでの語彙の多様性が高まりました。

これは、新しい語彙が使われ、それについての「対話による感覚の共有」が重ねられたことが寄与したと考えられます。

また、誰かが発した新しい語彙を次のコメントから多くの参加者が使い始めるという現象も見られました。

擬人化

また、その酒の特徴を包括的に表現する事ができる「擬人化」の多用もこのワークショップの特徴です。分析的表現を凌駕し、共通認識が形成されやすい擬人化は感覚や嗜好の表現に有効かもしれません。

会場は「キッチン」

KONAN INFINITY COMMONS(iCommons)に複数設置されたプレゼン会場のうち、私がプレゼンしたのは「キッチン」、食関連のプレゼンが集まりました。その中でも日本お好み焼き協会や茶道のお話が興味深かったです。

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懇親会

懇親会では岩手県の地酒が勢揃い。青森・岩手えぇもんショップのラインナップです。

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IWC(International Wine Challenge)で受賞した南部美人をはじめとする岩手の地酒を堪能しました。

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宮古市の菱屋酒造店の「フェニックス」。震災を乗り越えた蔵で現代の名工の辻村杜氏が醸すお酒です。

盛岡市の五枚橋ワイナリーの「盛岡シードル」。りんごの品種違いで楽しみました。ふじ、王林、シュール・リーの3種です。シャープな味わいで、泡は上品できめ細やかでした。

盛岡シードル。上品できめ細やかな泡、シャープな味わい

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謝辞

今回の機会を下さった皆さん、会場でプレゼンを聞いてくださった皆さん、会場で出会った皆さん、運営された世話人の皆さん、ありがとうございました!

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