The Diplomat Junmai Saké|世界のSakéテイスティングノート

〈世界のSakéレビュー〉華奢で可憐、小さな花を思わせる透明感と甘味。米国テネシー州ナッシュビルで造られたお酒です。

The Diplomat Junmai Saké|世界のSakéテイスティングノート

おしゃれな小瓶に入っているのは、清酒(日本酒)です。米国テネシー州ナッシュビルにある、Proper Saké Co.で、CEOで杜氏のByron Stithem さんが一人で造っているとのこと。2016年から醸造を開始した醸造所にはテイスティングルームが併設されており、そこでは無濾過生原酒が飲めるほか、麹も購入できます。

ウェブサイトには日本酒が2000年以上前から宗教行事に使われてきたことなど歴史の記述のほか、原材料の米・麹・水・酵母についての説明があるのがよいと思いました。一度訪問してみたいと思いました。

ちょっと冷やして(15℃くらい)でいただきました。瓶のデザインから受ける印象通り、可憐で華奢なお酒です。きれいで、透明感があり、小さな花を思わせる甘味と香り。蒸留酒のような軽やかさの中に、気品を感じさせます。単独で、バーのような雰囲気で楽しみたいお酒です。料理に合わせるとしたら、この可憐さを覆わないような、薄味の煮こごりや、甘さ控え目のゼリー系のスイーツ、ベビーリーフのサラダ(塩だけで食べる)がよいでしょう。

2019年4月13日に大阪で開催された Sake World Cup にてテイスティングしました。

テイスティングコメント

上立ち香は優しいアルコールの香り(病院のよう)、少し梨、ゆりの香り。口に含むとキラキラとした甘味がしっかり。酸味もしっかり。爽やかな印象。やや熟成の香りと、レンゲのような小さい花の可憐な香り。余韻はどちらかというと長め。味わいは華奢で上品、蒸留酒のよう。クオリティの高さを感じる。

(テイスティング日: 2019年4月13日)

ラベル情報

  • The Diplomat Junmai Saké
  • 〈醸造元〉 Proper Saké Co.(ナッシュビル(アメリカ合衆国テネシー州))
  • 〈仕込み水〉 -
  • 〈原料米〉 -
  • 〈精米歩合〉 -%
  • 〈特定名称/種別〉 -
  • 〈アルコール度数〉 16-18度
  • 〈原材料〉 -
  • 〈製造年月〉 -

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