月の桂「酔香」、梅乃宿「酔香」飲み比べ|日本酒テイスティングノート
〈日本酒レビュー〉2つの「酔香」を飲み比べしました。酔香は京都府城陽市の酒販店、マルマン酒店のプライベートブランドです。同じブランドを3つの酒蔵に造ってもらっているそうです。
(2016年10月13日)
2つの「酔香」を飲み比べしました。酔香は京都府城陽市の酒販店、マルマン酒店のプライベートブランドです。同じブランドを3つの酒蔵に造ってもらっているそうです。
今回は酒を飲んで目に浮かんだ情景も書いてみました。
月の桂の酔香
黄色く染まったイチョウ並木、落ち葉を踏みながら歩いてゆく。遠くには煙突が見える。
上立ち香は柑橘系の香り。口に含むとソフトで軽やかなテクスチャー。米、白玉粉、ちょっと粉っぽいデンプンを感じさせるテクスチャ。
口中香は熟したみかん汁の香り。透明感のある甘み。うま味、コクがある味わい。鼻に抜ける軽やかな梨の香り。キレはよい。余韻のアルコールの刺激がじわり、しかし上品にひろがる。
梅乃宿の酔香
昭和の歓楽街。雨の中、ぼんやりと光る色とりどりのネオンの灯り。
上立ち香は感じられない。口当たりはとろりとしるが、舌にじわりと刺激が来る。柑橘の爽やかな酸味。蜜のような甘味。白玉粉や餅の香り。苦味は強く、キレが良い。甘みが余韻に残る。
月の桂「酔香」ラベル情報
- 商品名: 月の桂 純米吟醸酒 生酒 酔香
- 醸造元: 増田徳兵衛商店(京都市伏見区)
- 原材料: 米(国産)、米麹(国産米)
- 醸造年度: -BY
- 原料米: 五百万石
- 精米歩合: 50%
- 酵母: -
- アルコール度数: 17度
- 日本酒度: +4
- 酸度: 1.6
- アミノ酸度: 1.4
- 製造年月: 2016-07
- 杜氏: -
- その他情報: -
- 商品ページ: -
梅乃宿「酔香」ラベル情報
- 商品名: 梅乃宿 純米吟醸酒 生酒 酔香
- 醸造元: 梅乃宿酒造(奈良県葛城市)
- 原材料: 米(国産)、米麹(国産米)
- 醸造年度: -BY
- 原料米: 五百万石
- 精米歩合: 60%
- 酵母: -
- アルコール度数: 17度
- 日本酒度: +4
- 酸度: 1.6
- アミノ酸度: 1.4
- 製造年月: 2016-07
- 杜氏: -
- その他情報: 無圧力直汲み 生原酒
- 商品ページ: -