缶入り生原酒!? 日本盛生原酒|日本酒テイスティングノート

〈日本酒レビュー〉缶入り生原酒。技術が詰まっています。飲みきりサイズはこれから缶入りが主流になるのではと感じました。

缶入り生原酒!? 日本盛生原酒|日本酒テイスティングノート

「なにこれ、缶コーヒー!?」と思ってよく見たら「生原酒」と言う筆文字がドカンと主張する日本酒でした。最近よく見かける大きめの口で蓋が閉まるタイプの缶。デザインや色使いも缶コーヒーっぽいです。

品質管理のしやすさに注目

生原酒も缶で飲める時代になったか、と感激もひとしお。紫外線に当たって劣化しにくいし密閉度も高い(多分窒素充填してる)ので、カップ酒よりも品質管理的に優位です。生原酒を常温で流通させる技術、とても興味があります。

テイスティングコメント

切子のおちょこでいただきました。温度帯は10度位です。

上立ち香はみかんやりんごのような香り。口に含むと、ちょっと派手な感じの口当たり、米飴や白玉粉の香りが含み香に感じられます。アルコールの甘さと少し重めの酸味、アルコールの強い刺激。やや長めの酸味の余韻が心地よいですが、少し甘さが残ります。若干収斂味があり、苦渋が強すぎる感があります。

揚げ物と合わせたい

唐揚げなどの揚げ物、特にファミチキにあわせたいと思いました。

持ち歩く生原酒

普段から生原酒に囲まれて生活しているので、持ち歩ける飲みきりサイズのニーズはよくわからないのですが、品質管理が難しいカップ酒の次世代に来るのかもしれません。

今回は自宅でお猪口に入れていただきましたが、おそらく屋外で直接口をつけて飲むことを想定して設計されているのでそちらも試してみたいです。

大吟醸の他に本醸造もありますが、こちらのほうがおいしそうな気が。試してみよう。

ラベル情報

  • 商品名: 日本盛 生原酒 大吟醸
  • 醸造元: 日本盛(兵庫県西宮市)
  • 精米歩合: 50%
  • アルコール度数: 18-19
  • 日本酒度: +4.0
  • 酸度: 1.5
  • アミノ酸度: 1.5
  • 瓶詰め: 2016年3月

日本盛 生原酒 大吟醸

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