町家でお酒を楽しもう!No.19 新酒を楽しむ(京都開催日本酒イベントレポート)

京町家で日本酒を味わう会、「町家でお酒を楽しもう!」、19回目のテーマは「新酒」。近畿、中国、東北から新酒を取り揃えました。笑四季、天明、雪の茅舎、誠鏡、るみ子の酒をお楽しみいただきました。

町家でお酒を楽しもう!No.19 新酒を楽しむ(京都開催日本酒イベントレポート)

(2014年1月22日開催)

京町家で日本酒を味わう会、「町家でお酒を楽しもう!」、19回目のテーマは「新酒」。近畿、中国、東北から新酒を取り揃えました。

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「新酒」勢揃い!

今回は新酒がテーマ、すべて平成25年醸造年度。だいたい1ヶ月以内に瓶詰めされたものを取り揃えました。

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写真左から、銘柄の説明です。

  • 笑四季(えみしき)特別純米 白ラベル Sensation White. 笑四季酒造(滋賀)
  • 笑四季(えみしき)特別純米 黒ラベル Sensation Black. 笑四季酒造(滋賀)
  • 天明(てんめい)中取り弐号 純米吟醸生酒 おりがらみ本生. 曙酒造(福島)
  • 雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)山廃 純米 生酒. 齋彌酒造(秋田)
  • 誠鏡(せいきょう)純米生原酒 しぼりたて. 中尾醸造(広島)
  • すっぴん るみ子の酒 超辛 無濾過あらばしり 袋搾り純米生原酒. 森喜酒造場(三重)

モダンなデザインのEmishiki(笑四季)の白ラベルと黒ラベル、比べて飲んでいただきました。白が香り高くて好きだという方や、黒がスッキリしていて好きだという方がいらっしゃいました。イタリアンに合わせたいという方も。私は両方とも好きな味でした。

ラベルを見る限り、白と黒の違いは利用している酵母のみのようです。白ラベルでは笑四季22号酵母、黒ラベルは笑四季8, 30号酵母が使われています。黒ラベルでは2種類の酵母がミックスされているのでしょうか?難易度の高い使い方だとききました。挑戦的な酒造りですね。

今回は「Emishiki」や「るみ子の酒」などラベルが特徴的な銘柄が多かったですね。

集合写真にはありませんが、会の終盤で追加したお酒はこちらです。

仙介(せんすけ)特別純米しぼりたて 無濾過生原酒 仕込四号. 泉酒造(兵庫)

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そもそも「新酒」って?

今回のテーマは「新酒」。いつものように利酒師片桐さんの解説。

日本酒では7月から翌年6月が醸造年度(BY)とされています。醸造年度内に出荷するものが「新酒」とされていますが、最近ではお酒を造って貯蔵や火入れ、熟成をせずにそのまま出荷するものが新酒と呼ばれることもあります。

一般的に新酒の特徴はシュワっとした口当たり、乳酸飲料やフルーツのようなフレッシュな香りと味わいにあります。

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新酒は香りで味わおう

新酒ではとくに「香り」を豊かに感じることができます。

まず、「上立ち香」、お酒を口に入れる前に鼻で嗅いだ時の香りです。
次に、「含み香」、口に含んだ時に感じる香り。
そして、「かえり香」、飲み込んだあとに立つ香りです。

3つの場面で香りの微妙な違を感じながらお酒を飲むとより楽します。

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お酒を楽しく味わう輪の広がり

今回は、はじめて参加していただいた方がとくに多い会でした。また、若干女性が多いですが男女比もほぼ半々、年齢層は20代から60代まで(今回は20代の若い方に多く参加していただきました)。もちろんいつも参加していただいている方にも参加いただき、とても幅広く奥が深いコミュニティになってきたのではと思います。とても喜ばしいことです。

日本酒の輪、お酒を楽しむ輪がどんどん広がっていると感じています。参加者の皆様、ゲストで協力していただいている酒蔵の方々に感謝申し上げます。


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