片野桜 山廃純米酒 無濾過生原酒 |日本酒テイスティングノート
〈日本酒レビュー〉しっかりした味を連想させる淡い山吹色。やや強めの上立ち香はリンゴの香りと乳酸菌飲料の香り。
大阪府交野市にある山野酒造の「片野桜(かたのさくら)」。
灘と伏見に挟まれた大阪府のお酒は、今まであまり気に掛けることはなかったのですが、このお酒に出会って「大阪にはおいしいお酒がある!」と実感しました。
「片野桜 山廃純米酒」はしっかりした酸味と旨味がある濃醇なタイプで、照り焼きや卵焼き、味噌田楽などに合わせたいお酒です。
しっかりとした味わい
しっかりした味を連想させる淡い山吹色。やや強めの上立ち香はリンゴの香りと乳酸菌飲料の香り。
口に含むと乳っぽい香り、その奥にかすかな米粉の香りも感じます。また、ほのかに爽やかなハーブの香りも見られます。やはり主な香りは米、米粉や白玉粉の香りが主体です。アタックはやや強め。やや多めの甘味と、強い酸味がしっかりと感じられます。苦味は控えめです。
強い酸味で切れがよく、口腔内を下がっていく感じの繊細な酸味としっかりとしたうま味が心地よい余韻を演出します。
しっかりした味付けの料理と合わせたい
照り焼きや味噌田楽など、しっかりとした味付けの料理と合わせたいです。また、だし巻きや親子丼など、だしが効いた卵料理と合わせるのも良いでしょう。
(テイスティング日:2016年6月4日)
ラベル情報
- 商品名: 片野桜 山廃純米酒 無濾過生原酒
- 醸造元: 山野酒造(大阪府交野市)
- 醸造年度: -BY
- 原料米: 雄町
- 精米歩合: 65%
- 酵母: 協会6号
- アルコール度数: 17
- 日本酒度: -3
- 酸度: 1.9
- アミノ酸度: 2.6
- 瓶詰め: 28年3月
- 杜氏: -
- その他情報: -