笑四季 純米吟醸生「恋をするたびに… 第5話 嘆きの雨」|日本酒テイスティングノート

〈日本酒レビュー〉果汁のような味わいで、メロンやライチ、グレープフルーツの香りのお酒。

笑四季 純米吟醸生「恋をするたびに… 第5話 嘆きの雨」|日本酒テイスティングノート

これまでのあらすじ

第2話「とどかぬ想い」から飲み続けています。爽やかで少し華やかな香り。想いはとどかないけれども、想っているだけでウキウキしてしまう恋心。

第3話「逢い引きの夜に」。蜜月は去り、大人の逢引きの味。静かな恋です。

第4話「別れの予感」では、色あせた恋の向こうに、もう新しい恋が見え隠れする女心。

そして、「第5話 嘆きの雨」

涙の味がします。

涙が頬を伝い、拭われることなく口角に触れる、そんな苦々しい味わいです。

笑四季恋をするたびに第5話嘆きの雨

苦味が特徴的

上立ち香はカシューナッツ。

口に含むとややとろりとした爽やかな口当たり。少しシルキーさも感じる。

口中香はそしてメロン、うり、かすかにライチ、グレープフルーツ。果汁のような味わい。

酸味、太くて強い苦味、やや収斂味を感じる。あと味は苦い。煎茶のような苦味が余韻に。

この涙は誰の涙なのだろうか? 振られる涙も、愛するがゆえに離れていく涙も、同じ苦味がするのだろうか?

(テイスティング日: 2017年7月7日)

ラベル情報

  • 商品名: 笑四季純米吟醸生 恋をするたびに… 第5話 嘆きの雨
  • 醸造元: 笑四季酒造(滋賀県甲賀市)
  • 原材料: 米、米こうじ
  • 醸造年度: -BY
  • 原料米: 全量滋賀県産玉栄
  • 精米歩合: 50%
  • 酵母: 京都市産業技術研究所所蔵株
  • アルコール度数: 16度
  • 日本酒度: -
  • 酸度: -
  • アミノ酸度: -
  • 製造年月: 2017-03-21
  • 杜氏: -
  • その他情報: -
  • 商品ページ: -

笑四季恋をするたびに第5話嘆きの雨


「EMISHIKI 恋をするたびにシリーズ」のテイスティングノート