【書評】酒場はここだ。Dancyu 2017年7月号
表紙に半野外で飲んでいる人々、緑、そしてどっしりと「酒場はここだ。」の文字。思わずポチりました、今月号のDancyu。2年前の酒場特集のタイトルは「酒場はどこだ?」でした。同じように半野外でお酒を楽しむ人々の姿が表紙。それに呼応して、今月号の「酒場はここだ。」
表紙に半野外で飲んでいる人々、緑、そしてどっしりと「酒場はここだ。」の文字。思わずポチりました、今月号のDancyu。
2年前の酒場特集のタイトルは「酒場はどこだ?」でした。同じように半野外でお酒を楽しむ人々の姿が表紙。それに呼応して、今月号の「酒場はここだ。」
グッと来たのは、酒場の記事がエッセイだったこと。レビューでも酒場の紹介でもなく、書く人のエモーショナルがにじみ出るエッセイ。
とくに好きだったのは、
- 「レボリューションブックス」京都・西木屋町(中井シノブ)
- 「難波屋」大阪・今池(豊田道倫)
- 「大黒屋」東京・武蔵小金井(牧野伊三夫)
そして、2000年代はじめに愛読していた「酒とつまみ」の大竹聡さんのエッセイ「ピースフル デイズ」。
ちょっと離れた席で会話を聞いているような、とにかく楽しい雰囲気がふわりと漂う、太田和彦さんと佐藤卓さん対談「いい酒場」。
「時間にしかつくれないもの」という言葉が心に残りました。
編集後記は「甲子園球場は素晴らしい酒場でした」という編集長のコメントで締められています。
マストバイ、保存版の一冊です。
dancyu(ダンチュウ) 2017年7月号「酒場はここだ。」
posted with amazlet at 17.06.20
プレジデント社 (2017-06-06)