竹生嶋 壺中重星霜 純米吟醸 吟吹雪 平成十四酒造年度 長期常温熟成古酒|日本酒テイスティングノート

〈日本酒レビュー〉とても上品に仕上がっている古酒です。カラメルやココアの香りが楽しめます。とくに平成14BYのものは飛び抜けておいしいです。ぬる燗がおすすめ!

竹生嶋 壺中重星霜 純米吟醸 吟吹雪 平成十四酒造年度 長期常温熟成古酒|日本酒テイスティングノート

※ 2018年9月29・30日に開催された「SAKE Spring 発酵ワンダーランド」。日本酒コンシェルジュ通信のブース「好きなスイーツを選ぶと、好きな日本酒が出てくる」でお出ししたお酒です。

常温(20度前後)

上立ち香は、ほのかにキノコの香り。

とろりとした口当たり。上品な熟成感。丸い甘味、それを支える酸味。カラメル、ココア、プルーン、アーモンドの香り。余韻はやや長く、カラメルやココアの香りを楽しめます。

(テイスティング日: 2018年9月28日)

燗酒にするとほっぺが落ちます

【2020年1月3日追記】

さらに1年強冷蔵庫で熟成させたものを、燗酒にして楽しみました。

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42度 ぐい呑で

おいしい! プリンのカラメルのような印象。その甘いひとときに続くのは、ほうじ茶の香りと強い苦味。余韻には熟成を感じる丸い甘味と枯れ葉の香り。

47度 ぐい呑で

55度くらいまで温めてみて、47度まで冷ましました。燗冷ましです。

このくらいになると、酒の味と同じくらい温度を感じます。温かさも味わいと対等に存在するのです。まず来るのが苦味と枯れ葉の香り、そして柔らかな口当たりと丸い甘さを感じたと思ったら、すぐに複雑な熟成香が畳み掛けてきます。それらは、はちみつ、ほうじ茶。この感じは長い余韻にもそのまま続きます。ほうじ茶に上質なはちみつを入れたらこうなるのかな?

もっと上げた温度も試したかったけど。ここで全部飲んでしまいました。とにかく、温めるとおいしいお酒です。

ラベル情報

商品名竹生嶋 壺中重星霜 純米吟醸 吟吹雪 平成十四酒造年度 長期常温熟成古酒
醸造元吉田酒造(滋賀県高島市)
特定名称純米吟醸酒
原材料米、米麹
酒造年度-BY
原料米高島市マキノ町産吟吹雪100%
精米歩合55%
酵母-
アルコール度数17-18度
日本酒度-
酸度-
アミノ酸度-
製造年月27.5
杜氏-
その他情報-
商品ページ-

竹生嶋 壺中重星霜 純米吟醸 吟吹雪 平成十四酒造年度 長期常温熟成古酒