阿酒羅|日本酒テイスティングノート
〈日本酒レビュー〉東京のバーでこんなにも湖国を感じることができるとは、思いもよりませんでした。しっとりとしたドイツの天然酵母全粒粉パンのようなお酒です。
東京のバーでこんなにも湖国を感じることができるとは、思いもよりませんでした。しっとりとしたドイツの天然酵母全粒粉パンのようなお酒です。
滋賀らしい力強さ、滋賀らしい伸び。強いアタックで甘味と酸味がしっかり。ボールドで透明感のある印象。そしてしっかりとしたうま味。香りははちみつ、ナッツ、レーズン、グラニュー糖、ウリ、ザラメ、ほのかにきのこ、メープルシロップ。
余韻は長く、はちみつ、ウエハース、カカオ、ミルク飴の香り。シロップがたっぷり染み込んだウエハースのよう。
80%って、程よい精米歩合なんだなあと感じた。
用賀のワインバー、Hinaco にて。日本酒は不老泉と金亀しか置いていないという素敵なバーです。
(テイスティング日: 2018年6月15日)
ラベル情報
- 阿酒羅
- 〈醸造元〉 岡村本家(滋賀県犬上郡豊郷町)
- 〈仕込み水〉 鈴鹿山系の伏流水
- 〈原料米〉 近江米100%使用
- 〈精米歩合〉 80%
- 〈特定名称/種別〉 純米酒
- 〈アルコール度数〉 17度
- 〈原材料〉 米、米麹
- 〈製造年月〉 30-06