「酒ツーリズム」についてお話しました
「酒ツーリズムの新しい潮流」と題して2016年頃から意識的に行っている酒をめぐる旅で旅人として体験したことをベースに酒ツーリズムについてお話しました。
関西を中心に活動する産学官民メンバーの異分野コミュニティ「関西ネットワークシステム(KNS)」の定例会で、プレゼンをする機会に恵まれました。
今回のテーマは「酒ツーリズムの新しい潮流」。2016年頃から意識的に行っている酒をめぐる旅。そこで旅人として体験したことをベースに酒ツーリズムについてお話しました。
酒の旅
自己紹介は最近取り組んでいるグループ・テイスティング。そして「旅人」としての私。今まで訪問した酒蔵などのスライドでは写真を撮る方が多く、なるほどビジュアル表現は届くのだと思いました。
3年間に渡る、そして今も続いている酒の旅でふと心に浮かんだことは、旅をすることで土地とどう関わるかでした。
旅をすることで
その土地、風土・食・文化・人を感じる
のちにそれは私の一部となり
私もまた、その土地の一部となる
これが酒の旅の魅力であり、私を旅にいざなうのです。
転換期に来た酒ツーリズム
その後、30年ほど前からの地酒ブームと蔵開きの意味と、いま蔵開きによる生産者と消費者との関係が転換期にきていることについて話しました。これについては、以下の記事で詳しく述べています。
そして、酒ツーリズムの本質は酒そのものではなく、その周りの文化であることを説明しました。「飲まない酒ツーリズム」、いちばん言いたかったことです。これも記事にまとめていますのでご覧ください。
8分の制限時間のプレゼンでしたが、7分40秒で終えました。タイムキープが慣れてきたのはここで場数を踏まさせてもらったから(今回で4回目)です。感謝!
学生が造る酒
懇親会では、「霧美命(きりびしょう)」という日本酒をいただきました。京都先端科学大学バイオ環境学部の学生が育てた米「みずほのか[1]」を使って醸した酒です。
大学近くの休耕田を復活させ、米作りから酒造り、商品名やラベル作りまですべて学生が行っているとのことです。素晴らしい!
謝辞
お誘いいただいた皆さん、会場でプレゼンを聞いてくださった皆さん、このような大きな会の運営をされたKNS世話人の皆さん、そしてこのプレゼンのアイデアとなる対話をしてくださった皆さん、ここに感謝の意を表明します。多くの方に支えられました。
2019年6月8日、京都先端科学大学京都太秦キャンパスにて。
関連記事
- ローカル・サケ・キャノンボールを続けてわかったこと 日本酒の地域性 2018
- 日本酒の地域性を探るワークショップについてお話しました
- 日本酒コンシェルジュの活動についてKNS定例会でプレゼンしました!