日本酒コンシェルジュの活動についてお話しました
関西を中心に活動する産学官民メンバーの異分野コミュニティ「関西ネットワークシステム(KNS)」定例会の大プレゼン大会で日本酒コンシェルジュUmioが日本酒コンシェルジュ通信の取り組みについてプレゼンしました。
(2017年11月25日実施)
関西を中心に活動する産学官民メンバーの異分野コミュニティ「関西ネットワークシステム(KNS)」定例会の大プレゼン大会で、日本酒コンシェルジュUmioが日本酒コンシェルジュ通信の取り組みについてプレゼンしました。
第59回となる今回の定例会は京都大学国際科学イノベーション棟で開催されました。
日本酒コンシェルジュ通信の活動とコンテンツを紹介
お題目は「日本酒文化を受け継ぎ、伝え、創り出す」。イベントやウェブメディアでの活動を紹介、それを通して見えてきた日本酒コンシェルジュの使命についてお伝えしました。
日本酒文化を受け継ぎ、伝え、創り出す
日本酒文化を伝えることから始まった私たちの活動が、コミュニティの参加者、ウェブメディアの読者との対話を通して、「日本酒文化を享受することから、受け継ぎ、新しい日本酒文化を創り出すこと」に変容していったことを話しました。
日本酒文化を享受するのではなく、私たちが酒を飲むことでそれを受け継ぎ、今まさに日本酒文化を創り出しているのです!
これからの晩酌・家飲みについて
また、イベント参加者との対話から考えるようになった「これからの晩酌」についてもお話しました。毎日晩酌する人が減り、イベントだけでお酒を飲む方をよく見聞きします。
もともと、年中行事や冠婚葬祭、神事など「ハレ」の場で酒は飲まれてきました。その後日常生活の中での飲酒が一般的になりましたが、近年の飲酒機会の減少は、この「ハレの場だけで酒を飲む」ということに回帰しているのではないかと考えています。
しかし、伝統的な年中行事の参加する機会は減少しています。「ちいさなハレの場」をつくり、そこでお酒を飲むような新しい飲酒文化を形成していくことが有効なのではないか、という考えを投げかけました。
たとえば、家庭や職場で小さな「いいこと」があった時においしいお酒を飲んだり、旅行した時にその土地の地酒と料理を楽しんだりして、良質なお酒とその背景文化を楽しむ小さな機会を日常の中でつくっていくこと、すなわち「ちいさなハレの場をつくって飲む」ことが、いま酒を飲んでいる私たちが飲酒文化を引き継ぎ、創り出すことになるのではないでしょうか。
懇親会の空気感はフラットナチュラルではつらつ
大プレゼン大会の後は大懇親会。産学官民で活躍する多くの方々と交流を深めたり対話したりすることができました。
懇親会では日本酒もたくさん! KNS世話人の方が紹介するのは、新潟大学の東瀬先生からの差し入れ、佐渡の酒。
地元でしか飲めないお酒です。酒との出会いは一期一会、テイスティングノートにまとめました。真野鶴はギャル酒、至はおっさん酒と違った方向性の酒でしたが、どこか共通するものを感じました。それは、おそらく「佐渡らしい」米米しさでした。
👉 やや熟したギャル酒 真野鶴 純米吟醸|日本酒テイスティングノート
👉 品のいいおっさん酒 真稜(しんりょう) 至(いたる) 純米吟醸|日本酒テイスティングノート
このほか今回の総会の開催地、京都の日本酒もたっぷり。とくに「京の輝き」というお米を使ったお酒が印象に残りました。
活発な空気で自発的空気感の交流会
KNS総会の交流会に参加するのは今回で2度め、さまざまな分野や背景の参加者との対話はとても刺激になります。一人ひとりが自律的に活動をされている方で、お互いをリスペクトし合う空気感を感じました。
日本酒についてのプレゼンをしたことで、たくさんの方々にお声をかけていただきました。たくさん対話することができました。皆さんに感謝です!
KNSについてもっと知りたい!
↓ こちらはKNSが編集した産学官民連携本です。
学芸出版社
売り上げランキング: 454,302