獺祭の米粉から生まれたライスミルク テイスティングノート
〈日本酒レビュー〉イメージよりはさらりとしており、甘味も上品でした。シンプルな甘さです。
(2017年5月13日)
獺祭の酒米・山田錦を精米するときに出る米粉(白糠)を使ったライスミルク。
私がはじめて飲んだライスミルクは沖縄土産。ドロっとした食感で甘かったのを覚えています。苦手だというひとも周りにはかなりいましたが、私は好きでした。
サラリとした、シルキーな飲み口
今回テイスティングした「獺祭の米粉から生まれたライスミルク」はイメージよりはさらりとしており、甘味も上品でした。シンプルな甘さです。
開封前は、甘酒のような白さを想像していましたが、やや黄色がかった色調です。
上立ち香は生米の香りです。口に含むと、サラリしたシルキーなテクスチャ。そのあと、粉感を感じます。
口中香は炊きたてのご飯の香り。甘さは控えめでくどさはありません。余韻には白玉粉の香り、そして粉感が少し残ります。
口に含んでから喉越しまで、獺祭の酒のようなカーブを描きます。味の立ち上がりからキレるまでが短いのが特徴です。
容器の下に粉が溜まっているので、飲む前によく振る必要があります。
味の立ち上がりからキレるまでが短い
白糠の活用
獺祭は米を多く削った酒が多いです。つまり精米したあとの粉、赤糠、白糠が大量に出ます。
一般的には、米の外側の方を削った粉、赤糠は漬物などの一定の需要があるので、高く売れます。中の方を削って出る白い粉、白糠はおかきや酢などを作るのに使われますが、供給過剰で飼料や肥料になるケースも多いそうです。
獺祭ブランドを活かした、白糠の有効活用と付加価値の付与としてこのライスミルクは評価できます。
ラベル情報
- 商品名: 獺祭の米粉から生まれたライスミルク
- 名称: 清涼飲料水(米糖化飲料)
- 原料米: 山田錦100%
- 商品ページ: https://www.asahishuzo.ne.jp/ricemilk/