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オンライン日本酒イベント「日本酒うんちく手帖」2020年8月から11月(No.19-No.29)

日本酒コンシェルジュ Umio 江口崇 日本酒コンシェルジュ Umio 江口崇

日本酒コンシェルジュ通信のオンライン日本酒イベント「オンライン日本酒うんちく手帖」はおかげさまで29回開催することができました。皆さんのおかげです! 日本酒という言葉、酒米、燗酒から馬乳酒まで、多様な話題で盛り上がりました。

11月11日のNo.28では久しぶりにグループ・テイスティングをやりました。コロナ禍以降、はじめての開催です。参加者の方の提案から実現しました。今後も折に触れて実施します!

この3ヶ月あまりの「オンライン日本酒うんちく手帖」の内容を以下にご紹介します! ご興味を持たれた方は、お気軽にご参加ください! FacebookページTwitterお問合せフォームからメッセージをお願いします。

日本酒・酒文化を軸にして、酒を飲みながら(飲まなくてもOK!)対話を楽しむのがこのイベントです。ルールは相手の話を聞く、知識よりも体験や考えてることを話す、泥酔しない、ネガティブな発言・故意に人を傷つけることを言わない、だけがルールです。

2020年8月から11月までの「オンライン日本酒うんちく手帖」

No.29 燗酒の科学(2020年11月25日)

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温度帯による日本酒の味わいの変化などについてお話ししました。燗酒の魅力から、味や風味の構成要素の復習、そして、体温に近い今度で一番甘味を感じること、燗酒にすると日本酒の酸味成分の感じ方が上がることなどを、テイスティングの実例を交えながら学びました。

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続く対話では、燗冷ましがおいしい酒とそうでない酒。(おいしい例の方が多かった)。どんな温度で温めてもおいしい例、ピンポイントでよくなったり味が離れたりする例。加水燗。地産地消はすでに当たり前?その先のエシカルでサステナブルな酒造り。燗酒にしても吟醸香が残るような酒ができる酵母。熟成して椎茸感が出てくる酒。だし割り。フランスで栽培される椎茸、ノルマンディーで作られる鰹節。Dave Chang の豚肉ぶし。などなど。

No.28 酒米(2)有名な酒米をおさらい(2020年11月18日)

目指せホワイトうんちく! 今週のオンライン日本酒うんちく手帖のテーマは「酒米(2)」。122の酒米の生産量と地域、そして生産量上位6位(山田錦・五百万石・雄町・美山錦・秋田酒こまち・吟風)の特徴をおさらいしました。

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その後のフリートークでは、幼少時の食生活と味覚、おとなになってから食べられるもの、北海道産酒米と道民の誇り、品種改良の歴史、気候変動と栽培品種、米の特性と酒の味の関係、品種の名前とパテント、米離れした若者が日本酒を飲んで懐かしさより違和感、農家にとって酒米を栽培するメリットはなにか、米の特殊性、炊飯時の吸水、酒を飲みながら酒を使ったお菓子を作る、酒粕の使い方、みりん粕、みりんのカクテル、パリでみりん売ってるよ、ブラジルの酒カクテル、欧州で栽培されるゆず、地域主義、米を作って酒を造る、The Shotのイメージ、瓶か缶か、などなど大変盛り上がりました。地域主義・みりん・カクテルなど今後のテーマになりそうなアイデアがたくさん出ましたね!

No.27 グループ・テイスティング(2020年11月11日)

参加者皆が手に入るお酒を一緒にテイスティングしました。選んだお酒は「菊正宗 ギンパック」。グループテイスティングのスタイルでテイスティングと対話を行いました。その後はそれぞれペアリングしたり、温度を変えてみたり。

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今年1月までリアルでテイスティングのイベント(ローカル・サケ・キャノンボール)をしていたのですが、今回オンラインで久しぶりにできたのです!

グループ・テイスティングは2017年からリアルイベントで実践してきましたが、

今回、さらにブラッシュアップする事ができました。偶然少し前に参加したオンライン哲学対話に大いに刺激と影響を受けています。

その後のフリートークでは、

  • 透明な酒にするのは消費者が求めるから?
  • 土のついた野菜、洗って売る野菜
  • でも、清らかにする清酒というのもある
  • フランスでの燗酒
  • グルタミン酸ナトリウムの味について

などなど、盛り上がりました。

No.26 馬乳酒(2020年11月4日)

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世界の酒を、醸造酒・蒸留酒・混成酒ではなく、穀物の酒・果実の酒・乳の酒という切り口から俯瞰で捉えようという企画でした。Umioがモンゴルの草原で飲んだ馬乳酒のテイスティングノート、モンゴルでの馬乳酒の造り方や飲み方、結婚するときに両家の馬乳酒を合わせること、馬乳酒でのおもてなしの作法、モンゴルの食文化についてお話しました。

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続く対話では、アイヌのどぶろく、金亀の磨き違い、菊正宗のギンパック、波瀬正吉、など多様な話題で盛り上がりました。このあと海外含めて手に入りやすい酒でみんなでテイスティングしようという話になって次回の「グループ・テイスティング」に続きました。

No.25 フリートーク(2020年10月21日)

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テーマは馬乳酒を予定していましたが、フリートークが盛り上がりフル・フリートークに。参加者の皆さんと、穏やかだけど熱いお話を語り合いました。

話題は、九州の日本酒、九州の焼酎、Sake Diplomaの試験、菩提酛、沖縄の日本酒、浜大津朝市での不老泉、できたてワインを飲む文化、北九州はパンチパーマとバナナたたたき売りの発祥の地、ラグジュアリー需要に応える日本酒、食べ物は工業製品ではない、など盛り上がりました。

No.24 日本酒を分類する(2020年10月14日)

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先週の「日本酒うんちく手帖」のテーマは「日本酒の分類」でした。多様性のある日本酒の味わいを、私たち消費者がわかりやすい形で分類するには? を語り合いました。

No.23 酒米 1 (2020年10月7日)

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奈良時代から令和までの酒米の歴史を学びました。初参加の方もいらして、とても盛り上がりました!ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

No.22 京都日本酒マイクロツーリズム(室町時代編)(2020年9月30日)

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京都日本酒散歩(室町時代編)をお送りしました。1時間の散歩動画を見ながら私が歴史のお話をして、皆さんでお酒を飲みながらゆるく会話して楽しみました。

前回は平安宮の造酒司(酒を造る部署)などを散歩しましたが、今回は北野天満宮からはじまって室町時代の酒倉跡を巡りました。

麹の特権を巡る争い、大量の酒瓷のあとがみつかった酒倉跡、それから、その酒かめには穴が開けられていたこと、そしてかつて造り酒屋でいまは角打ちができる酒販店で散歩を終えました。

No.21 京都日本酒マイクロツーリズム(平安時代編)(2020年9月23日)

「京都日本酒マイクロミニツーリズム」ということで、日本酒にまつわる散歩動画をご紹介しました。

今流行りのYouTube散歩というスタイルで、動画を見ながら足踏みをして、あたかも一緒に散歩しているような気分になる巣ごもり時代のツーリズムです。そして動画を撮影した僕にとっても、近所の徒歩圏内の散歩で日本酒の歴史に思いを馳せることのできた体験でした。

JR円町駅から、平安宮の酒を造る部署の遺跡を2箇所訪ね、その同じ堀川伏流水を使っていまでも酒を醸す酒蔵まで1時間弱の散歩です。
今日はその続編! 室町時代編です。200もの酒壺が発見された遺跡や、室町幕府の酒造統制の跡が見える別の酒蔵の遺跡、そして、散歩のシメは…。

No.20 甘酒はノンアルコール日本酒である(2020年9月16日)

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収穫を感謝してつくる、米と微生物の力で、という意味では、日本酒も甘酒も同列であること。1800年前からつづく甘酒の歴史、甘味料としての利用、1970年代からでてきた酒粕タイプの甘酒のこと。そらから神社の甘酒と酒粕の活用など。

今回から、フリートークはテーマに沿った質疑応答で議論を膨らませる形にしました。

甘酒というとやはり麹の話になりますね。種麹を自社でつくっているところの話など。白酒(しろざけ、甘酒に酒を加えてつくるもの)を飲んだ記憶。それから酒粕の利用。産廃にするのはもったいない。酒粕石鹸、酒粕再発酵酒、粕取り焼酎のはなし(これは詳しくないので深掘りしたい)などなど。

参加者の方に教えてもらった、甘酒を酒で割る飲み方、やってみようと思いました!

No.19 「日本酒」という言葉(2020年8月26日)

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最近ようやく定義されたこの言葉、時代に合わせて揺れ動く存在でした。日本酒という言葉の立ち位置の変遷から、日本酒が歩んできた道のりをたどりました。


これより前の内容はオンライン飲み会「日本酒うんちく手帖」の楽しさをご覧ください。

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