/ 活動報告

オンライン日本酒イベント「日本酒うんちく手帖」2021年1月分(No.33-No.35)

日本酒コンシェルジュ Umio 江口崇 日本酒コンシェルジュ Umio 江口崇

日本酒コンシェルジュ通信がお届けするオンライン日本酒イベント「日本酒うんちく手帖」、たくさんの方にご参加いただき、感謝しております。会を重ねるたびに深くて楽しい対話ができるようになったと感じておりとても嬉しいです。

2021年1月の開催内容をご紹介します。

No.33 酒と地域主義(2)

(2021年1月6日)

_s-unchiku-31-016

昨年末開催の「酒と地域主義」(→2020年12月の報告)の第2弾。今回は参加者の皆さんで酒と地域について対話しました。

京都の出汁文化は北海道産の昆布なしではありえない、地産地消とは違った価値観。醤油の味の地域性、九州の醤油は甘くてぶりに合う。お酒を飲むのはは造られたところから近ければ近いほどよい。フランスで買ってきたワインを日本で飲んだらあまりおいしく感じられなかった。味にばらつきがあるとクレームがあり無化調ラーメンが化学調味料で調整するエピソード。寺田本家、揺れ幅が大きい酒の味でもそれがまた魅力。温度管理する酒造りは風土からかけ離れるか? 安全醸造には温度管理は不可欠。熊本の赤酒、酒の地域的多様性、気候を反映している。どのようにして今の清酒に集約されたのか。鬼滅効果でお屠蘇はやる?食文化は県よりもっと小さい単位、江戸時代までの国とか藩。正暦寺の菩提酛、地域性に加えて歴史性がある。などなど対話が進みました。

テーマに沿ってただ話し、ただ聴くという対話のスタイルは、明確な結論を出すものではないけれど、参加者それぞれの記憶の片隅に対話の跡がのこり、それぞれの人生の一部になっていくのです。そういった意味で、とても良い時間が過ごせました。

unchiku-ss-2021-01-06

No.34 甘い酒 みりん1

(2021年1月20日)

unchiku34-mirin.001

1月20日のオンライン日本酒うんちく手帖のテーマは「甘い酒・みりん 1」。参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

unchiku-ss-2021-01-20

みりんのライブテイスティングから始まって、みりんの組成、造り方、「麹の酒」としてみりんを捉えること、熟成のこと、明治までの歴史をお話しました。

_s-unchiku34-mirin.021

多くの皆さんにみりんを用意していただき、テイスティングを楽しみました。みりんにはそれぞれ個性があって、そして、感想を言いあうことでそのみりんの別な魅力も発見したりできました。さっぱりした味のアイスクリームにかけたり、どら焼きやあんこと合わせたりと、ペアリングのアイデアも続々湧き出てきて、楽しいみりん談義となりました。みりんについては2回目以降も後日企画します!

以下、お話で出てきた参考資料です。

* みりんのテイスティングでお見せしたみりんの香りリスト。アロマホイール版と表形式のものがあります。

_s-unchiku34-mirin.002

* 熟成前の搾りたてのみりん。甘酸っぱくて柑橘のニュアンスがしっかりとした味わいです。

* みりんのカクテルやみりんを使った各国料理のレシピが紹介されている書籍です。

西邨 マユミ『三河みりんで味わうプチマクロ料理

No.35 日本酒と土壌

(2021年1月27日)

_s-unchiku35-soil.001

「酒と地域主義」の流れで、「日本酒と土壌」をテーマに取り上げました。久しぶりに参加の方がおおく、14名での開催となりました。深く、でもマニアックでない対話ができたのがよかったです。

_s-unchiku35-soil.014

山田錦の産地では「酒を買うなら土地を買え」。全国で土壌別(圃場別)の米を使った日本酒の仕込みの動き。その中で滋賀県の松瀬酒造のストーリー。土壌別飲み比べ。

_s-unchiku35-soil.015

そして、対話へと進みます。再現性のない商品は受け入れられるか? 飲み比べるとわかるけど、単独だと違いがわからない。ある一定の高いレベルの中で、味に多様性がある。その蔵の酒質からは決してぶれていない。そこがプロ。酒蔵と農家との信頼関係が本質なのでは。その関係を表現した土壌別仕込み。熟成の話、できた瞬間に評価するのはもったいない。それぞれどのように熟成するか。完全に再現性を保つのは無理、それを許容する消費者の姿勢。再現性とは? 人によって捉え方違う。YK35。土壌違いは風景が目に浮かぶ。きれいで飲みやすい酒は万人受けする。神亀はパリで大人気。雑味と旨味。お客さんにどんなお酒を出すか、オーラで判断、この人には個性的な避けだすと喜ばれそうって何となく分かる、あと、最初に飲むビールで判断とか。酒の熟成は植林、3世代あとのために。どじょう鍋。土壌の寿司に諸白というのは狂言にもでてくる。浅草の駒形どぜうには伏見の富翁が入っている。などなど、大変盛り上がりました。

_s-unchiku-2021-01-27

参加者募集中!

これを読んで「参加したい!」と思った方はお問合せフォームか各種SNSのアカウントよりご連絡をいただければと思います。よろしくお願いいたします! FacebookページTwitterお問合せフォームからメッセージをお願いします。

関連記事